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国語は語彙力! 受験に勝つ言葉の増やし方
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教育
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第4章 こんなトレーニングもしてみよう

『国語は語彙力! 受験に勝つ言葉の増やし方』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:23分
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四字熟語と慣用句はまとめて仕入れる


(ごん)()(どう)(だん)」「()(ぐん)(ふん)(とう)」といった四字熟語や、「(ねこ)の手も借りたい」などの慣用句は、日本人の教養の基本ともいえるものです。


 四字熟語や慣用句は、いろいろな本を読んで少しずつ覚えていくよりも、四字熟語や慣用句を集めた本を1冊読んで、100、200という単位で一気にまとめて覚え()のがポイントです。


 四字熟語は、それぞれの言葉が呼び起こすイメージや語源がじつにおもしろいですね。たとえば、「()(めん)()()」は、まわりがすべて敵ばかりで味方がいない状態という意味ですが、この文字からは想像もつかないと思います。


 この言葉は、古代中国の故事に由来しています。昔、()と漢の二つの国が争い、()の軍が漢の軍に包囲されました。()の王は、まわりを囲む漢軍が()の国の歌を歌っているのを聞いて、()の兵が漢に(こう)(ふく)したと思い()み、もう味方はいないと絶望したという話です。


 こうした由来がわかると、まわりが歌を歌っているなかで一人()(りつ)しているイメージが(あざ)やかに()かんできます。四字熟語や慣用句の本には、そうした語源なども書かれているので、それを楽しく読みながらまとめて覚えるのがおすすめです。


 そのときに、声に出して読むようにすると忘れにくくなります。私も中学生のときに、そうやって四字熟語や慣用句をまとめて覚えたおかげで、大人になってから、物を書いたり話したりするときに不自由せずにすんでいます。


 四字熟語の本1冊で一生困らない知識が身につくのですから、とてもコストパフォーマンスのいい勉強といえます。


 また、私は、「()(でん)(いん)(すい)」「(しん)(しょう)(ぼう)(だい)」「()()()(さん)」といった、本来あまりいい意味合いではない四字熟語に、あえて「力」という一字を加えて言葉遊びを楽しむことがあります。


 ()(でん)(いん)(すい)とは、自分の田んぼにだけ水を引き入れることから、自分勝手にふるまうという意味ですが、そこに「力」をつけて「()(でん)(いん)(すい)(りょく)」という言葉にしてみます。すると、自分の田んぼに強引に水を引き入れるようなすごいパワーという、前向きのニュアンスが出てきます。


 たとえば、タレントの(あか)()()さんまさんが出ているトーク番組を見ていると、話の流れを(たく)みに自分のほうに引き寄せ、一人でしゃべりたおしていますね。そんな様子を指して、「()(でん)(いん)(すい)(りょく)があるなあ」と言うわけです。


 そもそも()(でん)(いん)(すい)という言葉の意味や、それがあまりいい意味ではないということを知らない人には、「()(でん)(いん)(すい)(りょく)」という言葉のおかしみは伝わりません。言葉をたくさん知っていればいるほど、それを使う楽しみも豊かになっていきます


ここがポイント!

四字熟語を覚えれば一生困らない


外来語に強くなる



 日本語には、外国語の言葉がたくさん流れ()んでいます。()()を増やすにあたっては、日本語のなかに定着している外来語、いわゆるカタカナ語にも意識を向ける必要があります。


 時代とともに、新しいカタカナ語はどんどん増えています。


 たとえば、尊敬するという意味の「リスペクト」も日本語に(しん)(とう)していますね。「対戦相手をリスペクトする」といった使い方をよく耳にします。


 また、「コンプライアンス」というカタカナ語を耳にしたことがありませんか。コンプライアンスとは、法令(じゅん)(しゅ)、つまり法律や条例を守るという意味です。


 この言葉は、おもに()(ぎょう)がルールを守って活動するという意味で使われます。このルールには、法律や条例だけでなく、社会的な決まりごとのようなものも(ふく)まれるため、「法令(じゅん)(しゅ)」という訳語では、そうした意味合いをカバーすることができません。

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