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国語は語彙力! 受験に勝つ言葉の増やし方
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教育
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第5章 言葉の力で幸せに生きられる

『国語は語彙力! 受験に勝つ言葉の増やし方』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:13分
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言葉によって世界は(にん)(しき)される



 私の出身地である(しず)(おか)(けん)は、雪がめったに積もらないところです。そのため雪が話題になることは少なく、雪を言い表すものとして「雪」以外の言葉が使われることはあまりありません。


 それに対して、雪の多い地方では、「()(たん)(ゆき)」「(あわ)(ゆき)」「粉雪」「綿雪」など、雪を表す言葉のバリエーションが豊富です。(ほっ)(きょく)(けん)で暮らすイヌイットという民族の言語には、雪を表す言葉が日本語よりもさらにたくさんあると聞きます。

「雪」という言葉しかもたない人にとっては、どんな雪も、ただ「雪」というものにしか見えません。でも、「()(たん)(ゆき)」や「粉雪」などの()()がある人には、それぞれぜんぜん(ちが)うものに見えます。雪を区別する言葉があるということは、雪というものを、そのように分けてとらえているということです。


 つまり、私たちは、言葉という、(あみ)の目のような無数のフィルターを通して、世界を分けて見ているわけです。難しい表現をすれば、言葉によって世界を「分節化」しているのです。()()が多い人は、それだけ世界を細かく分けてとらえています


 ですから、()()を増やしていくと、世界がどんどん豊かに見えてきます。そして、毎日の生活や人生も(いろど)り豊かになっていくのです。


ここがポイント!

()()が増えると世界が豊かに見える


読書で言葉と考え方を仕入れる



 何かをうまく言い表そうとする、その試みの積み重ねによってできたのが言葉です。たとえば、他人の(すぐ)れているところや、幸せそうな様子などがうらやましくて、(おだ)やかでない気持ちになることはだれにでもあります。おそらく世界じゅう、いつの時代にもあったと思います。


 過去のどこかの時点で、そのモヤモヤした感情を、「(ねた)み」とか、「(しっ)()」「ジェラシー」と名づけた人がいたわけです。私たちはそれらの言葉を知ることで、その感情をひと言で言い表すことができます。


 そして、その感情が自分のなかに()き上がってきたとき、「私はいま人を(ねた)んでいる」と(にん)(しき)し、冷静になることができるのです。

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