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その話し方では軽すぎます!
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LESSON2 緊張すると出てしまう見苦しい「動作」とは?

『その話し方では軽すぎます!』
[著]矢野香 [発行]すばる舎


読了目安時間:4分
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◆「手遊び」しながらコメントする、ある著名人


 全ての動作には、相手に与える印象があり、意味が生まれます。人前に立つときは、与えたい印象と連動する動作を取り入れることをお勧めしてきました。

 一方で注意しなければならないのは、腕を組む、貧乏ゆすりをする、髪を触るといった無意識の動作です。当然、こうした動作にも意味が生まれますから、無意識で行っている場合、意図していないメッセージを伝えてしまうことになるのです。

 つい無意識の動作をしてしまうのは、どんなときなのか。それは、緊張しているときです。

 人前に立ち緊張しているとき、居心地の悪さから逃れるために、無意識で何か他の動作をしようとします。心理学では「転移活動」と呼んでいます。緊張したときに出てしまう無意識の動作は人それぞれで、いろいろな種類があります。


 先日、テレビ番組で目撃したのは、多数の著書があり、テレビや新聞などのメディアでもよく拝見する、ある著名人の動作でした。発言している最中に、手遊びをしている姿が画面に映し出されたのです。

 顔は司会者の方を向いていましたが、両手をごそごそと動かし続けているのです。指のさかむけを取ろうとしているようにも見えました。

 どんなに素晴らしい意見を述べたとしても、これでは説得力はありません。

 この方は、別の番組でも同じ動作をされているのを見かけたことがあります。無意識のクセなのだと思いますが、あまりにももったいない軽すぎる動作です。

 のように、自分ではわからない無意識の動作として、


 ・貧乏ゆすりをする

 ・手を組んだり、ほどいたりを繰り返す

 ・腕組み・足組みをする

 ・頭をかく

 ・自分の髪、顎など身体の一部を触る

 ・舌なめずりをする

 ・瞬きが多くなる

 ・自分で自分の話に「うん、うん」と頷きながら話す


 など、いろんなクセがあります。これらのクセは全て、そわそわした感じを与えるか、横柄、または頼りない印象を与えるかで、良いメッセージになる動作は1つもありません。

◆緊張したときの笑顔は消すこと


 緊張したときに出てしまいがちな、とくに注意していただきたいクセがあります。それは、笑顔です。人は緊張したときにも笑ってしまうものなのです。

 楽しいときに出る余裕の笑顔は、相手を包み込むように目からほほ笑むものです。一方、緊張したときに出てしまう笑顔は、目は笑っておらず力が入っています。対照的に口元には力が入らず、へらへらとした笑いです。とても軽く見えてしまう表情ですが、当の本人は、緊張を隠す良い動作と勘違いしてしまうことが多いのです。

 緊張したときに出る無意識の動作は、すべて消すこと、これが大原則です。

◆緊張対策にもなる「手を重ねる」動作


 すでに身につけてしまった無意識の動作をやめるのは非常に難しいものです。やめようと思えば思うほど、意識がそこに集中して、動作そのものがぎこちなくなります。従って、無理にやめようと意識せず、別の動作を意識的にしてみてください。人は2つの動作を同時にはできません。この習性を生かすのです。

 緊張したときに、頭をかいているのか、貧乏ゆすりをしているのか、などと自分の動作に意識を向ける必要はありません。悪いメッセージにならない別の行動を意識して行うだけでよいのです。


 とくにお勧めするのは、「手を重ねる」という動作です。

 お辞儀のときに自然に前で手を組む、あの感じです。手を組むことは心理学では防御のサインと言われたりもしますが、日本文化圏の中では、お辞儀を思わせる丁寧な動作とも受け止められます。

 ここでのポイントは、指をクロスして手を組むということです。

 まず、両手の親指を第一関節から曲げてからませてください。その親指を隠すように、上から手のひらを右、左と重ね包み込むのです。そして、からませた親指にグッと力を入れてください。

 緊張してくると、合わせた4本の手の指のほうに力が入り、片方の手で、もう片方の手をギュッと握りしめたりすることがあります。力が入った指を相手から見られると、緊張していることが伝わってしまいます。そこで、最初から隠れた親指の部分に力を入れておき、相手に見える指はリラックスさせておくのです。

 無意識の動作を消すために別の動作を行うことが狙いですから、女性の場合は、ハンカチを手に持っておくのもいいでしょう。

 緊張したときに無意識に出てしまう動作で伝わってしまう悪いメッセージを削除してください。こうした対策も参考にして、その上で、ご自分の伝えたいメッセージだけが的確に伝わるようにしましょう。


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