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ミスタープロ野球・魂の伝言 「100年インタビュー」保存版
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エンタメ
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第二章 六大学野球のスター

『ミスタープロ野球・魂の伝言 「100年インタビュー」保存版』
[著]長嶋茂雄 [発行]PHP研究所


読了目安時間:14分
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父親の初めての(いか)りと(すす)めによって、

プロ野球三チームからの(かん)(ゆう)を断り、

六大学への道を選んだ(なが)(しま)は、

ヤンキースのジョー・ディマジオに(あこが)れ、

(おに)(すな)(おし)(かん)(とく)によるメジャー流の、

伝説の(もう)(れん)(しゅう)に明け暮れた。



生まれて初めて、父に(おこ)られる


──高校を出て、すぐにプロへ入りたいという希望を断念された(うら)には、お父様の大学進学への強い勧めがあったと。その時の事情を……。



 (おや)()も野球が好きだったんですけどね。その父親が言うには、砂押((くに)(のぶ))(※1)さんといういい監督がいるから、そこへ行って四年間お世話になりなさいと。


 ただそう言われても、(ぼく)としては気持ちは変わらなかった。やっぱり大学よりプロに行きたかったからね。それで、最後の最後にね、どうしてもプロへ行きたいからと、父親に頭を下げて(たの)んだの。


 ところがね、その時初めて、生まれて初めてね、父親が怒ったんですよ。砂押監督はね、一生懸命やってくれる人だから、四年間そこへ行きなさい。それからプロへ行っても(おそ)くはないからと。


 それでね、立教へ入ったわけ。ええ。


──その時、お父様に初めて怒られた……。



 はい。親父はね、()(だん)怒ったことないんですよ。それが、初めて怒った。さすがに、これはよっぽどのことがあると思ってね、親父の言うことを聞こうと。じゃあ、プロ入りを()めて六大学へ行こうとなったわけです。


 ところが当時はね、まして千葉県の()(くら)一高あたりでは、六大学の中とはいえ、立教と言ってもあまり知らないのね。まあ、親父もそんなことを言っていたけどもね、砂押さんという人はとてもいい、(すご)い監督だということで決まった。


 父親が砂押監督のどこがいいと思ったかと言うと、一番には、野球が()()くなるための指導力ね。それから二番目に、男らしい人で一生懸命、野球に取り組む姿勢というかね。


 それでね、僕も、もうわかったと。よし、立教へ行って四年間一生懸命やろうと。それからはホッとしてね、もう迷いはありませんでしたね。


「鬼の砂押」監督の猛練習と、進んだ指導法


──そうして、プロを()って立教に入られた。実際に、砂押監督の指導ってどういうものだったんですか?



 それはもう、やっぱり凄かったね、練習は。

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