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ミスタープロ野球・魂の伝言 「100年インタビュー」保存版
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エンタメ
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第四章 破竹のV9、そして引退

『ミスタープロ野球・魂の伝言 「100年インタビュー」保存版』
[著]長嶋茂雄 [発行]PHP研究所


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日本経済の(じょう)(しょう)()が、そのまま

巨人のV9と重なった幸福な時代。

多くのファンの夢と期待を()()った、

()(れい)なプレーとエキサイティングな試合。

何より野球を、ファンを愛し続けた、

(なが)(しま)の栄光。そして(なみだ)の引退劇。



メジャー流の野球がしたかった


──日本の高度経済成長時代、社会の上昇期の中で、長嶋選手の(かつ)(やく)が、人々の明日を生きる、働くモチベーションになる空気がありました。


  そうした多くのファンやビジネスマンたちの、夢や期待を一身に背負いながら、ご自分ではどうありたいと思ってらっしゃいました?



 そうですね。あの当時、昭和三十三年から四、五、六年あたりはね、社会がこう、(すご)い勢いがありましたよね。その時に、プロ野球が盛んになっていく実感が、強くありましたね。


 で、そういう中で、(ぼく)らはいい野球をやらなければならない。いい野球とは何かといえば、プロとしてお客さんに、最高のプレーを見せるということ。そのためにはもちろん、投げる、打つ、走る、守るといった技術を(みが)いてね。それを試合で、全力でプレーしてみせるというね。


 そして選手とファンが一体となって、最高の試合をやる。そうすることが、野球人として最高の(えい)()だと、いつも頭の中に入れていました。


 また、僕自身はね、やっぱりメジャーリーグの野球をやりたいっていう気持ちがありましたね。あの当時のメジャーはね、今のメジャーにはないような、素晴らしいものがありましたから。


 だから、そういうふうに野球をやるには、どうしたらいいかということをね、いつも頭の中に入れながら、野球をやっていましたね。


自分を磨いてプロ野球を発展させる


──そういう、ビジネスマンが(こう)(らく)(えん)に行って、長嶋が打ったら明日は元気に会社へ行くんだっていう、赤の他人のファンの夢も、全部、長嶋選手のバット一本、グラブさばき一つにかかっていたわけじゃないですか。


  それって、プレッシャーなんですか、それとも喜び?



 いや。プレッシャーよりもね、プロ野球の仕事をしているという職業意識、それはもうものすごく、僕は持っていましたからね。


 だから、注目されたり期待されるのは、喜びというか、ありがたかった。


 プロ入り二年目に僕が思ったのはね、自分を磨くことが、プロ野球の発展につながるんだということ。

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