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ホテル学のために

『遊びの神話』
[著]一条真也 [発行]PHP研究所


読了目安時間:11分
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 最初にオペラハウスと茶室の話からはじめることにしよう。

 西洋における壮大な総合芸術としてオペラがある。オペラは数多くの芸術から成立している。オペラを真に楽しむためには、音楽をはじめ、演劇、美術、バレエ、衣装、歴史、文学、キリスト教などの実に様々なジャンルの知識を必要とするのである。オペラハウスにまで問題を広げると建築の知識も必要になってくる。西洋の上流階級ではオペラハウスは社交の場ともなっているので、マナーも知っていなくてはならない。そのため、オペラハウスという場所は膨大な量の情報を発信していると言える。
「世界は舞台だ」と考えたバロックの芸術家たちは、かつて劇場の建築と舞台の演出を一人でやっていたという。コンセプトからディテールまで、彼らがすべて自分のイメージでまとめたオペラハウスは、観客をこの世ならぬ世界へ連れて行くハレの空間であり、一つの宇宙である。ババリヤの若き国王ルードヴィヒ二世は巨大な夢想家だったが、彼はワーグナーのためにノイシュヴァンシュタイン城を巨大なオペラハウスにしようと試みた。そして、ワーグナーは壮大な宇宙劇「ニーベルンゲンの指輪」をつくった。最近日本でも上演されたが、小宇宙であるオペラハウスに「ニーベルンゲンの指輪」がかかる時、そこは多次元宇宙と化すのである。
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