読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1178603
0
極道ぶっちゃけ話 「三つの山口組」と私
2
0
5
0
0
0
0
ルポ・エッセイ
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
はじめに なぜ、やくざだった私がメディアに顔を出すのか

『極道ぶっちゃけ話 「三つの山口組」と私』
[著]竹垣悟 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:3分
この記事が役に立った
5
| |
文字サイズ


 本書を手に取ってくださったあなたに感謝いたします。


 私は、かつてはやくざとして生き、やくざとして死ぬつもりでしたが、現在はやくざや受刑者の社会復帰と更生を支援するNPO法人(特定非営利活動法人)()(じん)(かい)」の代表という立場にあります。


 世の中から義理と人情が薄れ、「熱血漢」がバカを見る時代となりつつあるなかで、いま一度、熱い心を取り戻してほしいと思い、二〇一二年から五仁會の活動を開始いたしました。


 かつては、日本には地元の親分として(きょう)(かく)がおり、地域を守っていたものですが、いつの間にか乱暴を働く「暴力団」となってしまいました。


 彼らを更生させるのが、私たち五仁會の使命なのです。


 やくざだった時代と同じ緊張感を持って支援活動を続けております。


 おかげさまで、賛同してくれる仲間に恵まれ、評価してくださる方も増えています。また、『サンデー・ジャポン』(TBSテレビ系)や『ビートたけしのTVタックル』(テレビ(あさ)()系)などの出演のほか、多くの新聞や雑誌からもコメントの機会をいただき、ビートたけしさんからは、「いやぁ〜いい顔してるなぁ。映画出てくんねぇかな。本物は違うね!」という過分なお言葉をいただきました。


 さらに、二〇一四年には第五回「(さく)()(あきら)賞」の選考で、私が五仁會の代表として優秀賞をいただくという栄誉を受けました。


 この賞は二〇一一年に亡くなった犯罪心理学の精神科医である作田教授が生前に設立した「作田明記念財団」による顕彰です。教授は犯罪や非行の防止と、犯罪者や非行少年の更生や矯正に尽力している個人や団体について、その活動を称え、表彰するために私財を投じられたのです。


 こんな立派な賞など昔の私には考えられないことですが、古巣であるやくざ社会の混迷に心を痛めて活動していることが評価されるのは光栄のいたりです。


 一方で、私がやくざ組織の一員だった昭和時代には立派な侠客も少なくありませんでした。

「侠客」とは、辞書では〈()(きょう)(にん)(きょう)を建て前として世渡りする人。町奴(まちやっこ)・博徒(ばくと)など。男伊達(おとこだて)(きょう)(しゃ)(デジタル(だい)()(せん)などとされています。


 そして、「義侠」とは、〈正義を重んじて、強い者をくじき、弱い者を助けること。おとこだて〉(同)、「任侠」とは〈弱い者を助け強い者をくじき、義のためならば命も惜しまないといった気性に富むこと。おとこ気。「─道」〉(同)ということになります。


 こうした「男のなかの男」が、世の中にひとりでも多くいれば、世間がより楽しくなるのです。


 五仁會の目的とは、こうした「男のなかの男」を増やし、世の中の底辺から明るい未来を目指していくことでもあります。


 本書では、私を育ててくれたやくざ社会の過去と現在、そして日本の未来について思うところを(つづ)ってみたいと思います。


 もし思い違いや誤記があれば、ぜひご指摘ください。


 なお、本文では原則として肩書は当時のものを使用し、一部敬称を略させていただいております。また、故人となられた方についても、おのおの明記はしていません。


 読みやすさを優先してのことなので、何とぞご(ゆう)(じょ)ください。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
5
残り:0文字/本文:1382文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次