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人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論
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ルポ・エッセイ
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忙しい人ほどヒマがある

『人生を愉しむ知的時間術 “いそがば回れ”の生き方論』
[著]外山滋比古 [発行]PHP研究所


読了目安時間:8分
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 ある親孝行な息子がマンションを買って両親を住まわせた。何もしなくていいんだ。三度三度の食事は近所の仕出屋からとり寄せるようにしてある。夜は二人の大好物のすしにきめたからね。息子がそう言った。年老いた両親は何といういい息子だ、と涙を流さんばかりに喜んだそうだ。


 ところが二年もしないうちに、この親がふたりとも相ついで亡くなってしまった。いまの常識からすれば、まだそんな年でもない。それに健康には自信のあったはずの二人。どうして、そんなにあっけなくあの世へ行ってしまったのか。まわりの人は首をかしげた。


 ところが、当の息子には、ひょっとすると、という思いがだんだん強くなった、という。あまり親を大事にしすぎたから、結果として親を早く殺してしまったのではないか、と考え出したのである。


 若いものといっしょに住んでいると、思うようにならない。夕食に年寄りはさっぱりしたさかなでも食べたいと思うのに、孫たちは、さかなは骨があるからいや、肉がいいと言う。

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