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3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」成功への道
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ビジネス
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第1章 ビジネスプロデュースの基本的構造

『3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」成功への道』
[著]三宅孝之 [著] 島崎崇 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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◎ビジネスプロデュースにおける「フックと回収エンジン」



 グーグルは、お金の儲け方で分類するとネット広告業に分類されるだろうが、その本質は、ネット上の検索という付加価値がコアにあり、Gmailを運営し、YouTubeという動画配信プラットフォームを提供するなど、様々な付加価値を提供するところにある。しかもグーグルの強みは、明らかにこれら検索などの付加価値の方にある。


 ところがグーグルは、これらの付加価値ではお金をとらない。したがって検索業とかメールアカウント業には分類されない。


 私たちDIは、グーグルの検索やYouTubeのように顧客を惹きつけるものを「フック」と呼び、そこに集まってきた顧客からお金を回収する仕組み(グーグルの場合の広告)を「回収エンジン」と呼んでいる。



 このフックと回収エンジンの両方を持つというビジネスモデルは、実は新しいモデルではない。


 かつての資生堂、かつての松下電工(現パナソニック電工)なども手がけており、最近だと、ネットゲームのほとんど(ゲームは無料で提供し、アイテム課金で儲ける)もこのモデルである。


 ビジネスプロデュースの考え方は、このフックと回収エンジンを分けるビジネスモデルをさらに進化させたものである。



 以下では、次の質問に順に回答しながら、フックと回収エンジンの考え方を丁寧にお伝えしつつ、その設計手法に触れることで、ビジネスプロデュースの本質に切り込んでいくことにしたい。

●質問1:なぜ回収エンジンと別にフックが必要なのか?

●質問2:フックと回収エンジンは、どちらを先に考えるべきか?

●質問3:強みは、フックと回収エンジンのどちらに置くべきか?

●質問4:回収エンジンがない場合にはどうやって作るべきか?

●質問5:どうやったら構想をうまく作れるのか?


◎「構想及び戦略」と「フックと回収エンジン」の関係



 まず、質問1の「なぜ回収エンジンと別にフックが必要なのか?」から答えていこう。ストレートに言うと、「なぜフックのような面倒なものを用意する必要があるのか」ということだ。



 自動車メーカーは自動車を作る。石油会社はガソリンスタンドを作る。しかし、道路は国や自治体が整備してくれるので、自分たちでは作ってこなかった。


 道路を国や自治体が整備したので、人々は移動したくなってクルマやガソリンを求める。自動車メーカーは自動車という回収エンジンのみを作って売る、石油会社はガソリンスタンドという回収エンジンのみを用意してガソリンを売るだけで良い。あとは広告宣伝すれば買ってもらえる。


 しかし、仮に国や自治体が道路を整備してくれなかったとしても、おそらく自動車メーカーや石油会社が道路を作ることはなかっただろう。


 道路は、クルマの必要性を拡大するという意味では偉大なフックなのだ。

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