読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

12/21に全サービスをRenta!に統合します

(2021/12/6 追記)

犬耳書店は2021年12月21日に、姉妹店「Renta!(レンタ)」へ、全サービスを統合いたします。
詳しくはこちらでご確認ください。

0
50
kiji
0
0
1180528
0
第3の教育
2
0
0
0
0
0
0
教育
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
I章/21世紀を生き抜く子ども像

『第3の教育』
[著]炭谷俊樹 [発行]PHP研究所


読了目安時間:11分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ




   48)情報洪水の社会を泳ぐ


 私自身の体験からいえば、子どもの頃に学校で学んだことで、今に役立っているものがあるかと振り返ってみると、ほとんどありません。

 むしろ、自分で興味をもって読んだ本や、問題を解いたり、ものを作ったりして学んだことのほうがよほど残っています。

 学んだといえば、マッキンゼーでは、問題解決力、コミュニケーション力、マネジメントを学びました。これらはいずれも、社会では基本的な力です。物理学者を目ざしていた私が、このような力を身につけてから学問をしていれば、もっとうまくいったのではないかと思います。

 しかしながら、日本の学校ではこのような力をつけるための系統的なアプローチはまったくありません。そのため、多くの先端研究分野では欧米に歯が立たないのです。

 ブルームの思考レベルに当てはめて考えると、なぜ日本の教育が社会で役に立たないのかが説明できます。

 日本の学校で学ぶのが知識中心だからです。これは、最も低次元のレベルなのです。せいぜい数学などで、理解力や応用力が少し試される程度です。

 社会で必要なのは、より高次の分析と統合なのです。そして、これらに基づいて最終的に自分自身で判断し、選択する力です。

 仕事柄、私はたいへん多くの方々と出会います。いずれの方々も、いわば社会で素晴らしい活躍をしている人たちなのですが、子どもの頃にどんな生活をしていたかを()いてみると、はっきりとした共通点、特徴があることがわかります。
・自然とのふれあいが多い。
・興味をもったことにかなり徹底的に打ち込んでいる。特に、何かものづくりをしていたという人が多い。
・興味の対象に打ち込むことを、親が邪魔していない。
・学歴は関係ない。受験勉強のために自分の好きなことを犠牲にしていない。

 このことから、自然とのふれあい、創造活動を通じ、自分なりの試行錯誤を経て統合力、判断力を身につけたのだといえるのです。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:4325文字/本文:5132文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次