読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
30
kiji
0
0
1182636
0
昭和史がわかる55のポイント
2
0
0
0
0
0
0
歴史
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
10 天皇機関説と学問の自由──知識人たちはなぜ口をつぐんだのか

『昭和史がわかる55のポイント』
[著]保阪正康 [発行]PHP研究所


読了目安時間:6分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 知識人と一般国民の明らかな断絶

 昭和初年代に知識人と一般国民との間の断絶をもっともよく示したのは、天皇機関説事件である。知識人が社会情勢に口をつぐんでしまうのは、この事件をきっかけにしているといってもいいすぎではないだろう。

 当時のさまざまな指標をもとに推測していけば、日本の知識人は二十万人前後とみていい。この知識人という意味は、高等学校、大学教育を受けている都市の給与生活者の上層部(大学教授、高級官吏、新聞記者など)と作家、評論家のような知的職業の従事者をさしているが、この階層は欧米の科学的学問体系を身につけていて、当然神がかりの論にはなじまない。

 こういう階層が絶望的な感情をもったのは、天皇機関説論争だということができる。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:2195文字/本文:2513文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次