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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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7章 スモールビジネスが、かっこいい〜「自分らしく生きるために起業する」という選択〜

『小さな会社のブランド戦略』
[著]村尾隆介 [発行]PHP研究所


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最後の章では「起業家になることの素晴らしさ」などを
記しながら、本書をまとめていきたいと思います。
私がこの本を書くことを心から楽しんだように、
読者のみなさんにも、最後まで
楽しんでいただけたら嬉しいです。

1 尊敬を集めるアメリカのスモールビジネスオーナー
 私が、人生で一番はじめに起業という選択肢を意識したきっかけは、南カリフォルニアの高校に通っていたころによく行っていた、町の小さなピザ屋です。そのピザ屋は大きいわけでも、全国に知られていたわけでもないのですが、その地域では大変愛されていたお店で、60代の母親と30代半ばくらいの2人の息子が、お客さまとコミュニケーションをしながら、楽しそうに仕事をしていたのが印象に残っています。


 ある日、店の前に、赤、黒、黄色と、それぞれ色は違うけれど、形や年式がまったく同じコルベットが駐車されていました。「これ誰の?」と尋ねると、それはなんと、オーナーである母親と息子2人のものでした。1人1台ずつ、まったく同じスポーツカーに乗って出勤し、笑顔で、ファンに囲まれながら仕事をしている! これは、私にとって(ちょっと浅い考えですが)衝撃的なかっこよさでした。


 この一件から、私の「スモールビジネスオーナー」に対するアンテナの感度は、みるみる高くなり、気がつけば、多くの起業家から直接、起業の楽しさや、成功の秘訣を教えてもらえるくらい、私は彼らに接近していました。そんな彼らは、みんなすごく自由で、いつもニコニコしていました。ただの一学生である私に、上から目線で接することが一切なかったのも、かっこよかったです。


 アメリカの大きな書店では「ビジネス書」のコーナーが日本よりもさらに細分化されていて、小さな会社の経営者が読むような書籍は「スモールビジネス」という棚にまとめられています。そのくらいスモールビジネスオーナーの地位というか、職業としてのカテゴリーは、社会の中で、しっかり確立されているのです。その理由のひとつには、多くのスモールビジネスオーナーが、仕事人としてではなく、一人の立派な社会人として、地域社会などに貢献していることが挙げられます。事実、私が知っているスモールビジネスオーナーは、仕事同様、地域のチャリティ活動や、自ら汗をかくボランティア活動に、毎日のように一生懸命だったのを覚えています。


 背景には、アメリカのスモールビジネスオーナーが共通して意識している「ノブレス・オブリージュ」や「フィランソロピー」という言葉があります。

「ノブレス・オブリージュ」とはフランス語で、直訳すれば「高貴な人の義務」となります。もっとわかりやすくいうと、「多くを与えられているものは、多くの責任がある」ということです。また、ギリシャ語の「philo(愛する)」と「anthropos(人類)」が語源になっている「フィランソロピー」は、個人もしくは法人の奉仕活動や社会貢献活動全般を指します。
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