●──テーマ単位、仕事単位で放り込む
こうしてWI式ファイルができたら、散らばっている資料をファイリングしていこう。
でも、どういうふうな基準で放り込めばいいのだろうか。
基本は、テーマ単位、企画単位、仕事単位で資料をWI式ファイルの中に放り込んでパッケージすることだ。
●──仕事単位でファイリングする最大のメリットは?
一度使った資料を探すとき、どのファイルにあるかを最も簡単で確実に思い出せる方法がある。それは「あの資料はあの仕事をしたときに使った」という記憶を活用する方法だ。一度自分が使った資料などは、仕事単位のファイルなら確実に探し出せる。
仕事単位にファイルにまとめておけば、いままで関係なかったさまざまな資料も、ひとつのテーマによって集められる。その結果、ファミリーとしての意味を持つようになる。
たとえば、S商事の仕事を担当する。資料として、会社パンフレット、商品カタログ、担当者の名刺、商品見積書などすべてをひとつのファイルに管理する。あとで、S商事の商品カタログが必要となったとき、「S商事」というファイルから見つけ出せるはずだ。