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有名人のきわどい話満載! 歴史教科書に載らないネタ
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雑学
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第6章 成功者が語る「私にしかできない処世術」

『有名人のきわどい話満載! 歴史教科書に載らないネタ』
[著]日本博学倶楽部 [発行]PHP研究所


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豊臣秀吉

  なぜ存在しない? 秀吉の大仏

    地震でばれた大仏の手抜き工事!?


刀狩(かたながり)」とは、秀吉の政治を語るうえで、切っても切り離せないものである。この「刀狩」について、私たちはどれだけのことを知っているだろうか。

 豊臣秀吉の農民に対する政策は、「太閤検地(たいこうけんち)」と「刀狩」が二本柱になっている。このうち「刀狩」は、織田信長やその他の戦国大名たちが、さんざん農民一揆や一向(いっこう)一揆に苦しめられたという経験に基づき、農民から武器を奪って一揆を防ぐのが主目的だった。

 しかし、その目的をあからさまにしては、農民たちは武器を差し出そうとしないだろう。そこで、一五八八(天正十六)年に出された刀狩令は、次のような三か条とされた。

「国々の百姓たちが、刀・脇差・弓・槍・鉄砲、その他の武器などを持つことを禁ずる」
「それらの武器は、現在つくっている大仏殿の釘や(かすがい)にする。そうすれば百姓たちは来世まで救われるだろう」
「百姓は、百姓道具だけを持って耕作に精を出していれば、子々孫々まで安楽に暮らせるものである。いま武器を取りあげるのは、百姓を愛するからである」


 刀を大仏殿の釘や鎹にするというなら、農民たちも納得すると考えたのだ。

 農民たちはしぶしぶ刀などの武器を差し出したが、彼らはその目的が大仏殿の材料にするためでも、農民を愛しているからでもないことを知っていた。
「本当は一揆をやめさせるため」との噂が巷で流れていたことを、奈良の興福寺多聞院(たもんいん)の僧が書き残しているのである。

 さて、このときつくるといわれた大仏は、その後、いったいどうなったのだろうか。秀吉が建造した大仏なら、観光地としていまでも有名になっていてもおかしくないはずだが――。

 たしかに秀吉は京都東山に大仏を建造している。もっとも、その大仏には刀を鋳造(ちゅうぞう)してつくった釘や鎹を用いたりはしていない。刀はただの鉄からできているわけではなく、鍛えあげた鋼鉄でできている。そのため弾力がなくて硬く、釘には向かないからだ。

 刀で釘をつくると、金槌で打つときの力のかかり方によっては、すぐに折れてしまい、釘の用をなさないのである。

 そうはいっても、一応は約束。秀吉の大仏は、刀狩とは無関係のまま完成した。ところが、現在その大仏の話を聞かないのは、その後の大地震であっさり壊れてしまったからだ。

 ほとんど刀狩の口実にするための大仏だったので、手抜き工事をしていたのかもしれない。

 しかし政治のために大仏を利用するとは、なんとも罰当たりな話だ。豊臣家が次代で滅んでしまったのも、案外、仏罰のせいかもしれない。



春日局

  天皇退位の陰にあの女性の姿が……

    春日局の傲慢さが天皇のプライドを傷つける



 一六二九(寛永六)年、後水尾(ごみずのお)天皇が退位した。若き天皇はなぜ退位したのだろうか。天皇退位の真相には、意外な人物の存在が取り沙汰されている。

 春日局(かすがのつぼね)――。

 江戸城の大奥を支配した女性である。三代将軍・徳川家光の寵愛を受け、その権勢は僧である南光坊天海とともに、抜きん出たものがあった。

 その春日局が、天皇退位に深く関わっていたのだ。

 春日局は本名を(ふく)といい、明智光秀の重臣の娘としてこの世に生を受けている。明智光秀が織田信長に謀反を起こし、首尾よく信長を討ち果たしたものの、羽柴秀吉に敗れて命を落としたあと、父も処刑されている。その後の春日局は、伝手(つて)をたどって、徳川秀忠の生まれたばかりの次男・竹千代の乳母の職を得た。この赤ん坊がのちの三代将軍・家光である。

 家光は幼少の頃、あまり利発とはいえない子どもで、父や母からは可愛がられなかった。そんな家光を春日局は徹底して守り立て、家臣からも軽んじられていた彼の、唯一の味方としてふるまった。このため、のちに家光から絶対的な信頼を得るようになる。

 両親や家臣が、家光の弟を将来の将軍に据えようとしていることを知ると、家康に直訴してまで家光の跡継ぎの座を守った話は有名だ。
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