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君の眠っている力を引き出す35の言葉
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message28 「成功できるかな?」ではダメだ。「何が何でも成功するんだ!」という信念があってはじめて成功するんだ。

『君の眠っている力を引き出す35の言葉』
[著]小出義雄 [発行]すばる舎


読了目安時間:2分
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 高校での教師生活を終えて、実業団の監督になろうとしていたときのことだ。

 僕は周囲に、
「これからオリンピックで金メダルを獲れる選手を育成する!」

 と高々と宣言したが、みんなに笑われたもんだよ。
「また小出のホラが始まったよ」
「せいぜい、出場が精一杯だろう」

 まぁ、無理もないかもしれない。

 何しろ日本の女子陸上では、実に60年以上も金メダルとはご無沙汰だったからだ。そのため、日本人の頭の中に、
「女子陸上では、金メダルは獲れない」

 という思い込みが刷り込まれていたんだ。それこそ、「金メダル」を口にするのもタブーという雰囲気さえあった。

 僕の負けず嫌いは生来のものだろう。長年、日本女子が陸上競技で金メダルを獲れなかったことが悔しくてたまらなかった。

 陸連の幹部に食ってかかったこともある。
「あんたは、オリンピックで日本が金メダルを獲れなくて悔しくないのか! オレは悔しくてたまらないんだ!」

 それほどまでに「金メダル」にこだわっていた。


 僕はそのタブーに挑戦したんだ。

 それはもう(しゅう)(ねん)だよ。
「金メダルが獲れたらいいなぁ」

 では獲れない。
「絶対に金メダルを獲るんだ!」

 という強い信念があってこそ、はじめて金メダルを手にすることができるのだ。


 だから47歳で高校教師を辞めたのも、もしあと少し辞めるのを遅らせて、気力も体力も(おとろ)える50歳を過ぎでオリンピックに挑戦して、
「がんばったから、金メダルでなくてもいいや」
「銀でも銅でもメダルなら何色でもいいや」

 と()(きょう)する心が芽生えるのが嫌だった。

 夢はあくまでも金メダルだ。「何が何でも金メダルをつかむ!」という執念が必要なのだ。

 同じメダルでも、「金」と「銀」では天と地ほどの違いがある。
2番でもいいや」と妥協してしまったら、あとで大きな悔いが必ず残る。
「もう少しがんばっていれば、金メダルに手が届いたのに……」

 そんな悔いを選手に残してはならない。
「金メダルでなければダメだ!」

 という思いには、決して悔いが残らないように最後の最後まで(あきら)めず、自分を奮い立たせてがんばり抜く、という意味が含まれている。

 選手にもその思いが伝わったからこそ、本当に金メダルを獲ることができたのだと思う。

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