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なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか
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歴史
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第五部 真珠湾攻撃に対する報復という主張は通らない

『なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか』
[著]日高義樹 [発行]PHP研究所


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 レスリー・グローブス将軍が監修したマンハッタン・プロジェクトの公式記録にも、『スミス・レポート』にも書かれていないのが、ルーズベルト大統領のとった政治的姿勢と政策決定である。この重要な問題については、大統領の権威を守るために依然として秘密主義が貫かれている。残っているのは、ルーズベルトの周りにいた友人の日記など、個人的な記録だけである。

 ルーズベルト大統領は友人たちに囲まれ、非公式なかたちで物事を決めるのが好きだった。最も大きな影響を与えたのが、ザ・カーネル、「大佐」と呼ばれていたヘンリー・スティムソン戦争長官である。彼は克明な日記を残していることで知られているが、日記の中で初めて原爆について触れているのは、真珠湾奇襲攻撃の一カ月前、一九四一年十一月六日である。彼はこう記している。
「バニーバー・ブッシュがやってきて、全米科学研究開発局のきわめて重要な秘密報告を、私に渡した。それは恐ろしいものだった」

 バニーバー・ブッシュとは当時の科学研究開発局長のことである。それよりほぼ一カ月前の十月九日、ルーズベルト大統領は核兵器の問題を、「トップ・ポリシー・グループ」と呼ばれるホワイトハウスの首脳たちの手に委ねたい意向を明らかにしていた。
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