読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/9/29 UP)

犬耳書店は、姉妹店のRenta!(レンタ)へ統合いたします。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-1
kiji
0
1
1186097
0
子連れ再婚で幸せになるための10の秘訣 〜ステップファミリー HOW TO BOOK〜
2
0
1
0
0
0
0
恋愛
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
1.子連れ再婚家族の抱える問題

『子連れ再婚で幸せになるための10の秘訣 〜ステップファミリー HOW TO BOOK〜』
[著]新川てるえ [発行]インプレス


読了目安時間:5分
この記事が役に立った
1
| |
文字サイズ


 私は2度の子連れ再婚を経験していますが、1度目の再婚は、相手が初婚で私の連れ子は1人いるだけでした。私自身は実親という立場でしたのでストレスを感じることもなく、うまくやっていたと思ってきたのですが、私の長女と夫(継父)との間にはわだかまりがあったようです。それはのちに長女の口から聞いて知ったことです。



 そして、2度目の再婚では1度目にはなかった様々なストレスを経験することになりました。12歳と2歳の継子の継母になりました。私の連れ子は11歳と18歳でした。いきなり6人の大家族になり、家事や育児、経済的な負担に戸惑いました。また、彼の子どもたちは保育園の転園や中学校の転校など、引っ越しによる生活環境の変化で不安定になりました。夫も私の継子に対しては継父の立場でストレスを感じていたし、それぞれが違った立場から問題を抱えながらのスタートでした。



 さらに厳しいと感じたのは、世の中が子連れ再婚の苦労を認識していなかったことです。「再婚して幸せになって良かったね」と安易に言われ、少しでも愚痴ろうものなら、「そんなの覚悟して再婚したんでしょ?」と言われてしまい、誰からも理解してもらえないので徐々に周りに愚痴ることができなくなりました。



 私の過去の経験を例にしましたが、多くの子連れ再婚家族が抱えている問題です。周りにも相談できず、子連れ再婚だということをカミングアウトしないので、問題が表に出にくいという悪循環が、現在の日本の子連れ再婚家族の抱える問題なのです。


・様々な成り立ちと抱える悩みがある



 子連れ再婚家族とひとことでいっても様々な成り立ちがあります。“自分だけが子連れで再婚”“自分は独身で相手が子連れで再婚”“お互いに子連れで再婚”など、そして離婚なのか死別なのかによっても異なりますし、子どもの年齢や性別、人数によっても家族の形は違ってきますので、抱える悩みも様々です。


・喪失感をもって始まる家族



 子連れ再婚家族は、大人も子どもも過去に人生を大きく変える何かしらの喪失感を持って始まる家族です。死別による大切な人との別れや離別による別れ、大人は人生のパートナーを思わぬことで失ったり、子どもは大切な親を自分の意思とは関係なく失うことになったり。また、再婚することによって生活環境が変わり、それまで住んでいた居場所を失ったり、友人を失ったりする喪失感も伴います。それが不服そうに見えたり、ストレスになって気持ちがうまくコントロールできなくなったりもします。


・元の家族との関係がある



 元の配偶者は子どもの実親でもあるので、離婚後の面会交流をしている場合には、もれなく元妻や元夫との関係がついてきます。また、祖父母とのお付き合いが続く場合もあります。子どもに関わる全ての大人たちが良い関係を築き、「子育て共同体」になれれば何も問題はありませんが、そうはいかないことのほうが多くストレスになっています。再婚による養育費の減額や支払い停止が一方的に行われたり、これまでしてきた面会交流がなくなってしまったりします。


・別々に築かれた家族がひとつになる



 初婚からの結婚では、子どもが生まれる前に夫婦2人の関係性が築かれます。しかし子連れ再婚の場合には、夫婦の関係が築かれる以前に実親子の関係が築かれていて、自分よりも先にパートナーとの間に築かれた人間関係と生活習慣があるために、慣れるまでストレスを感じます。子どもたちは、実親を再婚相手に取られるような気分になり、再婚を快く受け入れない場合もあります。逆に先に出来上がっている家族の中に入れず、仲間はずれ感を感じて落ち込むこともあります。


・2つの家族の生活習慣の違いがある



 家の中でスリッパを履くか? 履かないか? 朝ご飯は和食か洋食か? 朝起きてから歯を磨くか、朝ご飯のあとで歯を磨くか? など2つの家族の生活習慣の違いが沢山あります。それぞれのルールで気にしないで生活していければ問題にはならないのですが、どちらかの価値観に当てはめようとしたり、家族なので足並みそろえないといけないと思ったり、躾だと思うと、どうしても見て見ぬふりをしていることができなくて、喧嘩になったりします。


・大家族になることの負担



 家族が増えて、にぎやかで楽しくなるのはいいことですが、実際に家族の人数が増えると毎月の生活費も増えます。また再婚したばかりの頃は、引っ越しや子どもの幼稚園や学校の転校などで買い替えなくてはならない物も多くあり、出費が増えます。シングルマザーからの再婚の場合には、児童扶養手当がなくなり、養育費が減らされたりなくなったりする場合もあります。それなのに再婚するにあたってこれまでしてきた仕事を辞めてしまう人の場合は、収入も減ってしまいます。無計画に考えていると「あとからこんなはずじゃなかった……」となってしまうので充分に気を付けて欲しい問題です。


・相談窓口がない



 他人の子どもを育てるストレスは多くの継母さんが抱える悩みですが、日本では子連れ再婚家族を理解してくれる相談窓口がほとんどありません。継子の子育てに悩んで訪れることができるのは、一般の子育て相談窓口だけです。そこでは「お母さんになったんだから頑張りなさい」「子どもともっとスキンシップしてあげなさい」と、できなくて悩んでいるのに気持ちを受け止めてもらうことができず、ほとんど解決にもなりません。返ってできない自分を責めてしまい二次的な被害を生んでいるのが現状といえるでしょう。大人はもちろんですが、子どもにも相談する場が全くなく、特別な家族のような気持ちを与えてしまい、それぞれが孤独にストレスを抱えています。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
1
残り:0文字/本文:2316文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次