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天皇と太平洋戦争 開戦の真相から終戦の決意まで
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歴史
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はじめに

『天皇と太平洋戦争 開戦の真相から終戦の決意まで』
[著]土門周平 [発行]PHP研究所


読了目安時間:2分
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 この本は、太平洋戦争の主要な結節が、どのような事情によって生起し、どのような経過を経て、どんな結果になったか。そしてその影響は、といった問題を扱っている。


 戦後すでに五十七年を経ているので、戦争の経過一般や、陸海軍の個々の作戦については、すでに多くの図書が刊行されている。そこで在来の視点で整理するかぎり、屋上屋を架すことになり、意味のない作業になる。


 ところが昭和天皇の崩御と前後して、いろいろな意味で多くの資料が眼に触れるようになった。またアメリカ側の資料研究も、時間をかけた地味な成果が逐次発表されている。


 これらのものを慎重に比較分析することによって、いままでいいふるされたものと違った、新しい視点が生ずることになる。とくにわが国の戦争指導機構の問題については、東京裁判弁護の関係で、従来は随分、実態と違ったかたちで説明されてきた。そこで本書では、それらの政治的なベールをいっさい排除して、事実を述べた。それでなければ、戦陣に散った二七〇万の将兵の魂が、正しい位置に就けないと信ずるからである。



 開戦初頭の真珠湾攻撃については、単純な「緒戦快勝」といったことではなく、ルーズベルト大統領の功罪を、戦後、国際政治力学からみる立場があり、国家の命運をかけたガダルカナル作戦は従来、兵力の逐次使用の悪例として評価されていたが、連合艦隊の作戦計画が根本的な点で違った考え方をしていたこと等、多くの新事実、新解釈を呈示することになる。


 とくに終りの部分に収録したアメリカ側の対日反攻計画を総合的に整理した点と、原爆投下までのプロセスの検討は、日本の読者には目新しい分野であることと確信する。


 昭和史に興味を持つ知識人や経営者、太平洋戦争の歴戦者、現代史とくに天皇制研究者に読んでいただければ幸甚である。



 なお、本書の元本となった、改題前の『戦う天皇』(講談社、平成元年十一月刊)の初版出版時、種種の事情で資料出所を掲示することができなかったが、文庫化を機会に必要最小限の註を掲示することができた。


陸軍指揮系統概要

海軍指揮系統概要


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