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天皇と太平洋戦争 開戦の真相から終戦の決意まで
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歴史
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第二章 ニイタカヤマノボレの功罪

『天皇と太平洋戦争 開戦の真相から終戦の決意まで』
[著]土門周平 [発行]PHP研究所


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 ()(ぐも)忠一中将の指揮する空母六、戦艦二、重巡二、軽巡一、駆逐艦八を基幹とする真珠湾攻撃部隊が、択捉(エトロフ)単冠(ヒトカップ)湾を(ばつ)(びょう)したのは、昭和十六年(一九四一)十一月二十六日のことであった。


 二十九日には濃霧が来襲し、ようやく自艦の艦首が見える程度であった。十二月一日、航程の半分に達し、日付変更線を通過した。二日夜八時、「ニイタカヤマノボレ一二〇八(十二月八日午前零時〈東京時間〉を期した開戦の隠語電報)」が入電した。


 三日、四日と冷たい雨が降りそそぎ、北太平洋の荒波が艦を激しく動揺させた。空母の飛行甲板は波で洗われ、同航する駆逐艦のマストと煙突の上部が波間に見え隠れするだけであった。


 七日、攻撃の前日、ハワイ真北の予定点に達し、補給部隊を分離した攻撃部隊は、針路を真南に向け、増速した。午前五時三十分(ハワイ時間。日本時間では八日午前一時)、偵察機が発進。風速一五メートル、うねりが高い。


 午前六時、第一次攻撃隊が発艦を開始する。

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