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天皇と太平洋戦争 開戦の真相から終戦の決意まで
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歴史
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第十七章 ポツダム宣言受諾の決断

『天皇と太平洋戦争 開戦の真相から終戦の決意まで』
[著]土門周平 [発行]PHP研究所


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 昭和天皇が、いつ終戦の決意をされたかという問題は、現代史家の半藤一利氏が綿密な研究成果(『聖断』文藝春秋)を発表している。


 まずその所説の要点を紹介しよう。


 天皇は、昭和二十年六月九日、中国大陸の視察から帰国した梅津参謀総長から、報告をうけられた。

満州と支那にあります兵力は、すべてを合わせましても、米軍の四コ師団ぐらいの戦力しかないのであります」


 天皇はおっしゃった。

内地の部隊は、在満部隊よりはるかに装備が劣るというではないか。その在満部隊が、その程度の戦力では、いったい統帥部のいう本土決戦など成らぬではないか58


 この梅津報告のあった三日後の六月十二日に特命査察官として、三カ月間にわたって、兵器廠、各鎮守府、第一線の航空基地を視察した予備海軍大将長谷川清の報告があった。

自動車の古いエンジンをとりつけた間に合わせの小舟艇が、特攻兵器として何千何百と用意されているのであります。このような事態そのことが、すでにして憂うべきことである上に、そのような簡単な機械を操作する年若い隊員が、欲目にみても訓練不足と申すほかはありません」


 長谷川のいわんとするところは、兵器も人員も底をついているという事実であった。

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