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人を動かすリーダーの言葉 113人の経営者はこう考えた
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ビジネス
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第十章 頑張る気持ちを応援する

『人を動かすリーダーの言葉 113人の経営者はこう考えた』
[編著]片山修 [発行]PHP研究所


読了目安時間:25分
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〈モチベーション〉

 企業の活力を支えるのは、一人ひとりのモチベーションである。寝食を忘れて研究に没頭する。高い志をもって目標にチャレンジする。コツコツと努力して目的を達成する。根気をもって問題解決をする――。企業は、やる気をもって頑張り抜く社員を応援し、より大きな成果が発揮できるように支えていかなければいけない。

必ず誰かが見ていてくれる資生堂 前田新造


 リーダーの条件とは厳しさのなかに隠れた優しさだと思います。資生堂の名前をいっさい出さない新化粧品会社「イプサ」を立ち上げた当初の上司は、五〇パーセントいけると思ったらゴーを出すような豪快な人物で、彼の下にいて、やってもやってもダメ出しされて、ほんとうに苦しんだ。でも、数年経ってまた資生堂に戻ったあるとき、私は自分の仕事に迷いが生じて、資生堂に「このまま勤めていていいのか」と思ったことがある。そのとき、彼は取締役の立場になっていましたが、どこかで僕のことを見てくれていたんでしょう。飯でも食おうと電話がかかってきて、「辞めるなよ」とボソッとひと言いわれました。ドキッとしましたね。日ごろは仕事に厳しくて、部下一人ひとりに公平で、それでいて無関心を装っていたけれど、部署が離れても、心のなかでは、いつも目を配り、見守っていてくれていたんですね。

 信頼がなくなれば、リーダーシップは瞬時に崩壊します。それはお客様との関係においても同じです。信頼とは、一度築き上げればそれで完成するものではありません。ときが経てば、消耗するし、錆びてきます。つねに磨きをかけ続け、機能障害を引き起こす前に新しいものにしなければいけないと思っています。

     まえだ・しんぞう インタビュー=二〇〇六・三・二

目と目を合わせ、言葉を交わすキヤノン 御手洗冨士夫


 キヤノンでは毎朝一時間ほど、役員たちが朝会を開いています。五十年ほど前から続く伝統です。ざっくばらんな議論のなかで、互いの考え方を知ることができます。お互いを知ることによって信頼関係も生まれます。海外の出張先から相談の電話がかかってきても、普段のコミュニケーションが土台にありますから、相手の考えや問題意識を即座に把握することができる。つまり、スピーディーに意思疎通が図られ、答えを出すことができるんですね。

 年に二回の賞与時期の幹部会では、八百人の幹部を一人ひとり壇上に上げて、「ごくろうさん」といいながら握手をして、賞与を手渡します。そのときに、ちょっとした会話をするのですが、心が通い合うのを感じます。「顔色悪いけど大丈夫か」「ちょっと、風邪を引きまして」とか、「お世話になりました。定年なので最後になります」といわれれば、感極まって思わず両手を握ってしまいます。

 目と目を合わせ、言葉を交わし、手を触れ合う。その数秒のことが信頼関係の土台になり、経営意思を受け入れてくれる信頼の土壌になると思うんです。

     みたらい・ふじお 現・キヤノン会長 インタビュー=二〇〇四・一二・三

腹を割って話をしようホンダ 福井威夫


 HAM(ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング)では、毎年一〜二回、アソシエート(従業員)の代表一〜二名が、プレジデントと話をする機会があるんです。大勢のなかから選ばれるのでしょうね、もう喜々としてやってくるんですよ。

 たとえば、「何でホンダは、マーティン・ルーサー・キング牧師の記念日が休みじゃないのか」などというんです。アメリカでは、一月のキング牧師の誕生日が休日なんですよね。そのときは、「マーティン・ルーサー・キングは、立派な人だと思う。でも、会社での宗教や人種は多様なのだから、片寄った施策はよくない。それが公平だ。それがホンダなんだ」と説明しました。

 そうしたら納得してくれました。何より、話すことが大切なんですね。

 彼らは、私の思いが聞きたいのです。コミュニケーションも含めて、信頼関係の大切さを実感しました。いくらいい話をしても、信頼してもらえなきゃ終わりですから。

 大切なのは、お互いの信頼関係だと思うんです。だから現場にもなるべく行きました。

 スピーチの構想を立てる際、過去の様子を聞きました。すると、日本人の英語は、聞きづらいというのです。ですから、スピーチを聞こうとしないんですね。

 スピーチは、まず聞いてもらうことが重要です。そのためには、ビジネスプランの話はいっさいやめて、明るい話題とか、社員個人のベネフィットなど、もっと身近で、聞きたくなるような内容の話をしなきゃいかんと思いましたよ。
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