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(2021/11/26 追記)

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身近な鳥のすごい事典
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人文・科学
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神の遣いにして、恋の鳥 ハシボソガラス(嘴細鴉)とハシブトガラス(嘴太鴉)

『身近な鳥のすごい事典』
[著]細川博昭 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:10分
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 カラスの印象は、時代によって大きく移り変わってきた。今でこそ「不吉な鳥」のイメージが強いが、はるかな古代──神話の時代は「神の遣い」であり、少しだけ時間が進んだ万葉のころは、ある意味において「恋の鳥」でもあった。


 カラスは身近な鳥のなかでは最大級に大きい。大きいからこそ、鮮明な印象も残す。その大きなクチバシが目の前にあり、こちらに向いていると、少し怖いと感じることもある。


 そうした外見や、祖先から伝え聞いた神秘性などから、古代に生きた人の中にも、カラスに対して恐怖や()()を感じていた人はいたにちがいない。しかし、多くはカラスに対して好意的で、古い時代の日本人はカラスに対して悪い印象をあまりもってはいなかった。


 カラスのイメージが変わるのは、国の支配権をめぐって大きな(いくさ)が起こるようになったり、海外との交流が増えた結果、国内に(えき)(びょう)(伝染病)が流行ったりするようになってからのこと。


 多くの人が死に、処理しきれない野の死体をカラスがついばむ姿を見たとき、もっていた印象が180度変わってしまった人も多かったことは想像にかたくない。カラスがしていたのは、人々の心に浸透しはじめた仏教の教えに反する「悪」の行為でもあったからだ。

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