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(2021/11/26 追記)

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やすらかな死を迎えるためにしておくべきこと リビング・ウィルのすすめ
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くらし
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2 なぜリビング・ウィルが必要なのか

『やすらかな死を迎えるためにしておくべきこと リビング・ウィルのすすめ』
[著]大野竜三 [発行]PHP研究所


読了目安時間:14分
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 この本を手にとり、ここまで読んでこられた読者なら、十分な理性的判断ができると断言してよいでしょう。ただ、多くの方は自分もいつかは惚けるであろうことを予想していても、意外と早い時期になるかもしれないとは考えていないと思います。

 広く報道され周知の事実になっていますので、お名前を出しても個人情報保護法違反にはならないと思いますが、女優の南田洋子さんは七二歳頃から認知症が始まり、四年の間にかなり進行し、二〇〇九年にお亡くなりになりました。認知症は女優という職業とは全く無関係なことであり、そのことでマスメディアに(さら)されるのは、ご本人の本意ではなかろうと思うとお気の毒な気がしましたが、彼女の年齢でも重症の認知症になることを多くの方が知ったことは、せめてもの慰めと感じていました。

 彼女だけが決して特別ではありません。七〇歳前後の私の同年代の人たちにも、私が見る限り初期の認知症があり理性的な判断ができなくなっていると診断せざるをえない人も少なからずいます。

 認知症は判断能力、記憶力や見当識(状況認識)などの認知機能が低下して、日常生活が徐々に困難になっていく病気です。一九七二年に出版され映画やテレビドラマにもなった有吉佐和子さんのベストセラー小説『恍惚の人』で広く知られるようになったこの病気は、二〇〇四年までは、痴呆症、俗に老人惚け、と呼ばれていました。

 原則的には高齢者の病気であり、わが国では六五歳〜六九歳の二%弱、七〇歳〜七四歳の四%弱、七五歳〜七九の約九%、八〇歳〜八四歳の約一八%、八五歳以上の約三四%の人が医学的に認知症と診断される状態にあります。

 高血圧や高脂血症が原因となっておきる脳血管障害により脳細胞が死滅・減少して発生する脳血管性認知症と、アミロイドβと呼ばれるタンパクが脳に沈着することが原因となるアルツハイマー型認知症が代表的なものです。
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