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暗殺の世界史 シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正熙まで
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歴史
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第十二章 インド独立を達成後、宗教紛争の犠牲となる

『暗殺の世界史 シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正熙まで』
[著]大澤正道 [発行]PHP研究所


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──聖者(マハトマ)ガンジーの暗殺事件

〈昭和二十三年(一九四八)一月三十日〉 


〓自分を撃った相手にさえ許しを与えた


 その日の夕方、午後五時過ぎにガンジーは、いつものように二人の娘に両脇を支えられながら庭へ出た。デリーに残っているわずかのイスラム教徒を、むりやりヒンズー教に改宗させようとする騒ぎを(しず)めるために、七十九歳という高齢にもかかわらず、五日間の断食をすませて間もなくのことであった。


 ガンジーが滞在していたデリーのビルラ邸の広い芝生には三々五々、夕べの祈りにガンジーを迎える人々が車座になっていた。と、一人の青年が立ち上がってガンジーに近づき、合掌の(あい)(さつ)をした。見知らぬ青年だったが、ガンジーも同じように合掌した。そのとき、青年の手のひらに挟まれていた小型拳銃が火を噴いた。


 一発はガンジーの太股上方に、もう一発は腹に、そして最後の一発は胸に命中した。

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