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改訂版 可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える
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生き方・教養
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第3節 「もしもかりに……」

『改訂版 可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える』
[著]三浦俊彦 [発行]二見書房


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反実仮想の正確な定義


 必然性や可能性と並んでよく用いられる様相に、反実仮想というものがあります。「もしも加藤君が休まなかったら、C組が優勝していたはずなのに」とか「もしもあの地震が一日早く起きていたら、僕は死んでいたかもしれない」のような文で表わされる命題です。現実に起きたことに反する想定を述べて、その条件のもとではこうだったはずだ(It would have been…)とか、こうだったかもしれない(It might have been…)と判断するわけです。英文法で習った、仮定法過去とか仮定法現在とかいうやつですね。


 実は仮定法の命題というのは、必然命題や可能命題の、特殊な場合に他なりません。「PだとしたらQだったはずだ」という判断は、「Pという条件が満たされていれば、必然的にQが成り立っただろう」ということですし、「PだとしたらQだったかもしれない」という判断は、「Pという条件が満たされていれば、Qが成り立つことは可能だっただろう」ということなのです。

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