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改訂版 可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える
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生き方・教養
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第18節 カミソリを研ぎすませ

『改訂版 可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える』
[著]三浦俊彦 [発行]二見書房


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「存在をむやみに増やしてはならない」


 循環を含まず外延主義的説明を遂行できている様相実在論は、虚構主義者が認めるとおり、運用上最も利点の大きい学説です。ではありますが、いかんせん、「すべての可能世界は現実世界と全く同じように実在している」という途方もない主張を含んでいます。しかし様相実在論の欠点はこの「信じがたさ」だけでしょうか。


 実は他にも、現実主義の諸理論には生じないような、様相実在論特有の難点がいくつか指摘されているのです。本章ではそれらの難点を吟味してゆくことにしますが、まず本節において、一番目立つ「信じがたい」という難点について考えておきましょう。


 様相実在論の信じがたいところは、なんといっても、それが容認する、というか要請する存在者の数と姿の常識外れのおびただしさです。

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