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知ってる人だけうまくいく 社長のための お金のはなし
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ビジネス
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4 「きっちり会計」を企業文化にしよう

『知ってる人だけうまくいく 社長のための お金のはなし』
[著]吉田雅紀 [発行]すばる舎


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 「月次決算作業のポイント」で、小口現金の残高を帳簿残高と合わせる話をしました。足りなかったら自分のお金を足すし、多かったらその分を、雑収入に計上します。


 起業した社長には、こうやって1円から合わせる習慣をつけてほしいのです。自分一人の時からきっちりやっていれば、社員が増えても、「何事もきっちり」が企業文化として根づくものです。

社長の財布と会社の財布


 起業当初は、自転車操業ということもあり、自分の財布と会社のお金がごっちゃになってる人が少なくないようです。


 二つの財布の実務的な管理はどうすればいいでしょうか。


 本来はきっちり分けるべきです。


 たとえば、98円でボールペンを買ったら、98円の領収書があるはずで、それと引き替えに会社の小口から98円をもらえば問題は起きません。でもやはり日常では、「あれ? これは小口からだっけ、自分の財布から出したんだっけ?」となってしまうものです。


 そうやって月末が来て、現金が98円足りないとなると、ああやはりあのボールペン代はここからもらっていたんだなと、自分の財布から領収証を出せます。


 月末ごとに合わせていれば、誤差を次月までもち越さずにすみます。小口の出納に関してはこれで十分でしょう。


 しかし、もっと大きな話で、会社の財布と自分の財布(生計)ということになると、きっちり区別することがかえって難しくて、公私混同が起こりえます。


 公を私に混同することはないけれど、私を公に混同しかねないんです。経営に熱くなってくると、会社をつぶさないために、ついつい私財をつぎ込んでしまうんですね。ですので、せめて小口の出納くらいはきちんとする習慣をつけましょう。



節約精神を根づかせるには


 「究極の経費節減とはまったく使わんこと。経費0円を目指せ」。


 極端に思えるかもしれませんが、このくらいの根性がないと会社は成長しません。創業期にムダ遣いを排することは飛躍の必須条件です。


 逆に、この時期にムダ遣いの体質が根づいてしまったらお先真っ暗。ムダ金は1円たりとも使わない! という企業文化を培うのは、最初が肝心です。


 ムダな経費を使わないためには、まず、売上の増減に関係ない固定費を減らせるだけ減らします。


 したがって、家賃は少しでも安く。事務所の備品も新品など買わずに、もらえるとこからもらう、買うなら中古品くらいの気持ちでいいんです。


 また、通信費もたくさんの業者を見くらべて、可能な限り抑えたいものです。

「ウチはいい仕事します。でも、いまはまだ貧乏なんです」


 社長たるもの、節約のチャンスを逃してはいけません。お金に関してきっちり締めていくことはまったく恥ずかしいことではありません。


 交際費・会議費についてはこの後でも述べますが、接待は原則不要、飲み食いはワリカンが鉄則です。


 また、「払うのは少しでも少なく、遅く」「いただくのは少しでも多く、早く」とつねに考えて行動します。業務の着手金なども、いただけそうならしっかりもらいます。新米社長は気取っててもしょうがない。


 へんなところで遠慮などしないこと


 よく「うちは○日のお支払いとなりますがよろしいですか?」と先方さんに聞かれて「はい、それでお願いします」などと答えてしまうお人好しがいます。


 せっかく「よろしいですか?」と聞いてくださってるんだから、早めてもらう絶好のチャンスと思い、飛びつくぐらいでいいのです。


 どんな時でも「もっと早うなりませんか?」とお願いしてみる度胸と粘りは大切で、まったく恥ずかしいことではないのです。


 「ウチはいい仕事します。でも、いまはまだ貧乏なんです」と言って、胸を張っていればいいのです。

ムダ遣いをしない企業風土を育てるには


 ムダ金に対する感覚は十人十色です。会社の金だからいいやとばかり、湯水のように使うスタッフも、残念ながらいるでしょう。


 そこまででなくても、感覚がゆるいというか、イベントの弁当を、事前申し込み人数より多めに頼んで、毎回余らすような人がいますね。そういうのを見て「いやだ、もったいない」と思える感覚が必要です。しっかりした人なら、無益な金を使うと、自分に実害がなくても後味が悪くなるものです。


 社長一人の時代から、そういうことに気をつけながらやっていれば、後から雇ったスタッフにも感覚は受け継がれます。社長の文化が企業文化になるんです。

社長がだらしないと、会社はどうなるか?


 少々話がそれますが、僕の会社のオフィスはきれいです。僕がそういうことにうるさいから。僕のうるささが10あるとすると、同程度にきちんとしてる子は10〜9のレベルです。その一方で、わりとだらしない子もいるけど、そういう子も家では3なのに会社では7ぐらいになるようにはがんばってる。そんなこんなで、会社の文化は僕と同じ10には達しなくても、8とか7・5くらいには保たれます。社長がだらしなかったらもっと下がるわけです。


 だけど、社長になったら誰でも、生来のだらしなさがあったとしても、かなり治るでしょう。浪費家のままでは、会社をつぶしかねないから、切実です。


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