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モノを選んで二度と増やさない! 45のコツ
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生き方・教養
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家の中でモノは毎日ひたひた増えている

『モノを選んで二度と増やさない! 45のコツ』
[著]板垣康子 [発行]すばる舎


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●5年間でなんと1826個が!


 フッと部屋を見渡して、「いつの間にこんなにモノが増えてしまったんだろう」と思うことがあります。


 ひとつずつを見てみれば、「これは昨日買ってきたモノ」「あれはこの間もらったモノ」と検証はできるのですが、その時点では「モノが増えた」という実感はありませんでした。


 モノって、実はこんなふうにして、ほとんど意識のない間にひたひたと増え続けているんですね。


 たとえば、1日に1個、モノが増えていったとします(本当はもっと数が多いのですけれど)。


 1年で365個、5年間ではなんと1826個ものモノが増えていることになります。


 家に入ってくるモノのなかには、食料品や洗剤、ペーパー類のように消費してなくなっていくモノもありますが、その意志を持って処分しない限りずっと居続けるモノのほうが多いのです。


 この「ずっと居続けるモノ」、これがやっかいなのですね。


 居座りモノが全部役に立つ働き者やかわい気のあるモノならいいのですが、なかには邪魔者扱いされながらもしぶとく居座るモノもいます。


 モノは自分の意志で選んだモノばかりが家に入ってくるとは限りません。


 人からのいただきものもあるし、商品のオマケもあるし、一方的なダイレクトメールや投げ入れチラシもあります。


 買い物をしなくても、モノの増えない日なんてないのですね。


 どんな小さなモノも、いったん家に入ったモノを出すのはそれなりの覚悟がいります。


 「これはいらない」と簡単に捨てられるモノもありますが、ほとんどは特別な気持ちを持たずに持ち続けます。


 そのほうが手間がかからず、心を悩ませることもないからです。


 「かわいがってもらえないんだったら、こんな家には居てやらない! もう出て行くからいいわよ!」


 とモノが家出してくれるなら、無関心を装うことで「あなたは不要」とわからせられるのですが……。


 人がなにがしかのアクションを起こさない限り、モノは目の前からなくなってはくれません。


 それには「捨てよう」という「見限る」気持ちと、捨てる場所への「移動」が伴います。


 これは面倒なことです。


 だからたとえ「あれはもう使わないんだけどなあ」と思うモノがあっても、見ぬふりをしてしまうのです。

●「勝手に入ってきた」モノはない


 こんなふうにして、私たちはなんとなくモノを増やし続けているのですね。


 でも本当のところは「なんとなく」ではなく、モノが増えていくそれなりのメカニズムが潜んでいることに気がつかないだけかもしれません。


 モノの存在というのは不思議なもので、いったんその場所に置かれてみると、


 それがなかった場所の姿はもう思い出すことができず、それがそこにあるのが当然という風景になります。


 いつも通る道なのにいつの間にか駐車場などができていたりすると、前がどんなふうだったか思い出せないのと同じです。


 家に入れたモノはどこかに居場所を決めてやらなければなりません。


 たいていのモノは、すでに位置を確かなものとしている仲間に入れてもらったり、誰もが納得する優先席を与えてもらったりしますが、なかには、何の考えもなしにひょいと置かれ、それがそのままになってしまうモノもあります。


 さらに、人の動きに連れてモノも動きますから、場所を決めてやったからといって、いつもそこにじっとさせておけるわけではありません。


 だから、「モノには定位置を」とは言われても、すべてのモノがいつもポジションを守っているとは言いがたいのです。


 少しずつ増えているモノが、こういう状況の中にまぎれ込むので、「増えている」という実感はほとんどないまま毎日が過ぎていきます。


 そしてあるときフッと気がつくのですね。


 「ウチはどうしてこんなにモノが多いんだろう」なんてね。


 モノが勝手に増えてしまったかのように思いがちですが、大半は、「ウチの子にしてあげるね」という、こちら側の意思表示があって入ってきたモノたちです。


 モノは毎日増えています。


 そこのところに目をそむけないで、ちゃんと向き合いましょう。


 「増えている」という認識が、やがては「増やさない」へとつながるのですから。


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