●捨てられない人も捨てる決心がつく
モノは、壊れたとか部品の換えがないとか、明らかに使えなくなったモノは処分できますが、まだ十分働けそうなモノを見限ることはなかなかできないものです。
モノが少なかった時代は、たとえば衣類なら着尽くす、履物なら履きつぶすというふうに、ヨレヨレになるまでとことん使い切ったものでした。
今は数が多いばかりにそこまで行き着くものはほとんどありませんし、「ほころびを繕う」なんていう言葉も死語に近くなっています。
記者時代に、紳士服の仕立屋さんで取材をしたことがあります。
そのとき、洋服の一番の長持ち法はていねいなブラッシングだと、ブラシのかけ方を教えていただきました。