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(2021/11/26 追記)

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詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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英語のできない人は仕事ができる 「本当に使える語学力」とは何か
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ビジネス
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序章 英語はビジネスマンの三種の神器の一つなのか?

『英語のできない人は仕事ができる 「本当に使える語学力」とは何か』
[著]小林一郎 [発行]PHP研究所


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 1―英語が苦手でも、外資系企業の社長になった!

 
「俺が日本で唯一、英語がまったくできない外資系会社の社長だ」

 これは、私が長年、懇意にさせていただいている、ある社長の口癖です。

 世の中には「英語ができない」とおっしゃる控えめな方が大勢いらっしゃいますが、この社長の場合は決して謙遜ではありません。難しいボキャブラリーは使わず、普段の意思疎通は「good(よし、やれ)」と「not good(それはダメだ)」という判断を示す単語だけでこなしているとか。

 それでも、侮ってはいけません。正真正銘のブロークン・イングリッシュで、外資系企業を相手にM&A(合併・買収)の取引をやってのけてしまった豪傑なのですから。

 この社長は自ら立ち上げた会社のIPO(新規株式公開)の準備をしていたときに、日本市場への本格的な進出を目指す世界屈指のアメリカの同業会社から打診されて、売却に踏み切りました。そして、そのアメリカ企業の一〇〇%子会社となった後も日本法人のトップの座に留まり、大勢の優秀なアメリカ人の部下を従えるようになったのです。

 しかし、ネイティブ並みの英語力を持つ秘書の手を借りれば、必要な詳細情報の理解には困りません。自分ができないことはそれがこなせる適切な人材に任せ、一番重要な意思決定とその伝達管理は自ら直接行うのです。

 しかも、この社長の強みは何と言っても、生身の人間の感情に対して情実的に訴えることがうまいこと。夜の宴席でも、本人は一滴もお酒を飲みませんが、すぐに飲めや歌えや、というような楽しい雰囲気に巻き込み、他の人をうまく乗せてしまう。女たらしならぬ、「人たらし」の魅力を存分に持っています。

 英語力はなくても、仕事はできるから、外資系企業の社長でも立派に務まるわけです。そして、そういう強者は、なにもこの社長だけではありません。

 以前、食品メーカーの味の素に勤めていたとき、私は海外赴任でタイに行きましたが、同地で知り合った日本のテレビのキー局の特派員は、「ディー」(goodの意)と「マイディー」(not goodの意)という二語のタイ語で、四年間の任期を切り抜けていました。冗談のような話ですが……。

 興味深かったのは、彼が「ディー」と「マイディー」しか口にしないことが分かると、相手のほうがそれに合わせて、この二語で答えられるような構成で話をするようになることです。
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