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まずは、「1社3年」働いてみなさい!
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「超売り手市場」のオソロシイ実態

『まずは、「1社3年」働いてみなさい!』
[著]樋口弘和 [発行]すばる舎


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◆転職サイトに優秀な人材は少ない


 人手不足の時代とあって、インターネットの転職サイトは活況を呈している。


 「これだけ人材募集があるんだから、私も」と、ココロ動かされる人も多いだろうが、ちょっと待って。


 見かけの情報に踊らされても、いいことは何もない。


 転職サイトの人材について、キチンとした企業がどのようにとらえているか。まずはそれを知っておいたほうがいい。


 実のところ、「優秀な人材はここにはほとんどいない」と、企業は考えている。


 そもそも、企業が本当に求める人材、つまり、手間をかけて育てていきたいと思う優秀な人材は、転職サイトにエントリーするまでもなく、ヘッドハンターが個人的にアプローチをかける。


 ピンポイントで一本釣りにかけるのだ。


 対して、転職サイトは〈釣り堀〉だ。ハンターの釣り針にかからなかった人や、転職を繰り返してばかりの人が、「今度こそ、いいところに釣られないかなあ」と、針を待っている、そういう世界なのだ。

◆腹ぺこ企業はそれでも採り続ける


 転職サイトに、優秀な人材は滅多に現れない。なのになぜ企業が利用するかというと、それは〈いつも腹ぺこ〉だからだ。


 多くの企業は、仕事が山積みなのに人手が足らない。目前の業務をこなすにはとにかく人が欲しい。


 腹が空いているから、「優秀でなくてもいい」と一生懸命釣る。


 つまりキミの実力(あるいは可能性)を評価して雇うわけではない。


 釣り針に喰いついてもらいたいから、給与などの待遇面は確かにいい。


 だが、そこにキミを育てるためのコストまで含まれているかどうかは、かなり疑問だ。


 数合わせで採用した場合、入社後の社員育成はほったらかし。それで社員が3年で辞めても、「仕方がない」と腹をくくっている。


 釣って、使って、弱ったら放流し、またほかのイキのいい人材を釣る。その繰り返しの場合が多い。


 もちろん、キチンと社員育成に手間をかける企業もたくさんある。だがそういう企業は、当然ながら、そんな安易な採用はしない。

30代で気づいても、もう遅い!


 キチンと社員を育成する企業かどうか。転職市場にうごめく人材は、それを見抜けなかった人が多い。


 彼らの多くは物事を深く考える能力が低く、企業の真価を見抜けなかったために転職する。


 だがなかには、会社選びをそういう価値観で行うこと自体、学んでいない若手もいる。そんな彼らまで、3年もたずに会社を辞める。


 企業が問題視しているのは、実はこちら側の人たちだ。


 同じ会社で腰を据えて10年学べば、素晴らしい人材に育つはずの人が、転職情報に踊らされ、辞めてしまう。


 会社だけでなく、辞める本人も損失を喰う。


 一部の転職メディアは、「隣の芝生は青いよ」とオイシイ情報のみを強調して転職をあおる。人を入社させることが彼らのビジネスだから、やむを得ないかもしれない。


 だが行きすぎれば、これから育つ人材を惑わすのも、また事実。


 そんな情報に踊って転職したら、キミは学ぶチャンスを永遠に失うことになる。


 30代になって、初めて「しまった!」と気がついても、もう遅いのだ。
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