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10代の子どもが育つ魔法の言葉
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教育
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はじめに――『10代の子どもが育つ魔法の言葉』の読者のみなさんへ

『10代の子どもが育つ魔法の言葉』
[著]ドロシー・ロー・ノルト [著] レイチャル・ハリス [訳]雨海弘美 [発行]PHP研究所


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ドロシー・ロー・ノルト 



 本書は前著『子どもが育つ魔法の言葉』で書いた子育てのヒントを、もう少し大きくなった10代の子どもに応用したものです。この二冊の本でわたしたちが伝えたいことは、単純に「親を見ながら子どもは育つ」ということなのです。わたしたちの生き方、時間の使い方、そしてなにより、大切な人との関わり方は、次の世代に受け継がれてゆきます。


 前著『子どもが育つ魔法の言葉』が出版された折、二〇〇〇年六月にわたしは日本を訪ねました。日本では、10代の子どもによる多くの事件が起きていました。お目にかかったたくさんのジャーナリストや講演会にいらしてくださった親御さんから、10代の子どもと向きあう方法を尋ねられました。そこでこの本を書いたのです。


 子どもは反抗しながらも、わたしたち親から学んでゆきます。もし、わたしたちの言葉と行動が一致しなければ、鋭く見抜いて批判します。年頃になると、親の矛盾をつつくのが、楽しいのですね。また、子どもも10代になると、親のお説教にアレルギー症状を起こしはじめます。こちらが善意で言って聞かせようとしても、もうお説教には聞く耳をもちません。


 ですから、価値観を言葉だけで伝えようとしても無理なのです。行動で示さなければなりません。


 もうひとつ、この本全体を通して流れるテーマは「大きくなったように見えても、子どもはまだ、親を必要としている」ということです。子どもはわたしたちの時間とまなざし、そして世話を求めています。そう、それから……導きを求めているのです。赤ちゃんだった子どもは、だいぶ大きくなりました。10代に入ればもう、表立っては認めないでしょう。でも、子どもはまだまだ親を頼りにしているのです。


 ですから10代を通じ、あらゆる方法で「ここでおまえを見守っているよ」「あなたと一緒にいるのよ」と伝え、安心させてあげてください。どんなに大きくなっても、子どもはいつも親の心のこもった励ましを歓迎するものです。子どもを支え励ますのは、子育てでいちばん大切なことです。


 10代はむずかしい年頃です。危険な誘惑もたくさんあります。子どもをよい方向に導きたいと思うなら、子どもとの関係がしっかりしていなければなりません。親との絆が強ければ強いだけ、子どもはわたしたちの言葉に耳を傾けるでしょう。わたしたちの忠告を真面目に考えるでしょう。もうすぐ大人の世界にはいる子どもの自立に向けて手助けができるのは、10代が最後のチャンスなのです。


 あなたは、きっとそのままでも十分によい親御さんだと思います。でも、今以上によい親になれると気づかれ、ほほえまれるに違いありません。


 もちろん、知恵をつくし、力をつくしても、子育てが思うようにゆかないこともあるでしょう。反抗するわが子に手を焼き、さじを投げたくなることもあるでしょう。時にはわが子が道を踏み外しているというのに、手をこまねいて見ているしかないと無力感を味わうこともあるでしょう。うまくゆかない状況はひとりひとり違います。


 家庭では手に負えないと思ったら、専門家の助けを借りてください。その決断をくだすのは、わたしたち親です。助けを求めるのは、早ければ早いほど効果的です。本書は専門家の助けのかわりになるものではありません。深刻な不安を抱えたら、どうぞためらわず、専門家にアドバイスを求めてください。





 絆を大切にしつつ、手を放してあげる


 たいていの場合、何度か苦難や挫折に直面し、そこから学びながら、親子は10代を乗り越えます。10代は親にとっても子どもにとっても、変化の時期です。親子の関係も大きく変わります。


 このとき大切なのは、子どもとの絆を大切にしつつ、子どもの手を放してあげることです。バランスは賢くとってください。手を強く握りすぎたり、あまり早急に手を放してしまったりという失敗は、誰でもおかします。けれども10代は変化の時期とご自分に言い聞かせておけば、その変化に応じてこまやかにバランスをとれるのではないでしょうか。


 大人に近づいてゆく子どもとの関係は、その後、一生涯続く親子関係の基礎となります。10代になった子どもには自分で物を考え、決断をくだす権利があります。こうして一歩一歩成長し、やがて自立してゆくのです。自分で物を考え、自立してゆく過程では、子どもの意志をできるだけ尊重しましょう。そうすれば子どもは将来、わたしたちへの尊敬を深めてくれるのです。


 10代は浮き沈みの激しい激動の時期です。この時期の子育ては、わたしたちに親としてだけではなく、人間としての真価を問いかけます。さまざまな問題にわたしたちがどう対処するか。これを見て、子どもはわたしたちの人間としての価値を判断するのです。本書が10代の旅路を乗りきるヒントとなることを心から願っております。


子どもの声に耳を澄ましてください



プレッシャーをかけすぎると、子どもは疲れてしまう

厳しいルールを押しつければ、子どもはルールを破る方法を探す

好き勝手にさせると、子どもは人の気持ちに鈍感になる

失敗を繰り返すと、子どもは自信を失う

約束を破られると、子どもは失望を味わう

否定されると、子どもは苦しむ

ひとりの人間として大切にされれば、子どもは思いやりのある人間になる

親を信頼できる子どもは、本当のことを話してくれる

大らかな家庭に育てば、子どもは考える力をはぐくむ

先のことを考えて行動できれば、自分の行くべき道が見える

責任感を育てれば、子どもは自分で考えて行動できるようになる

親が身体にいい習慣をもっていれば、子どもも自分の身体を大切にする

支えてあげれば、子どもは自分に自信をもつようになる

表現できる場をもてば、子どもは本当の自分を出せる

愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ

子どもを信じて見守れば、子どもはよりよい世界を目指して歩いてゆける


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