読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/9/29 UP)

犬耳書店は、姉妹店のRenta!(レンタ)へ統合いたします。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-2
kiji
0
0
1195360
0
10代の子どもが育つ魔法の言葉
2
0
0
0
0
0
0
教育
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
好き勝手にさせると、子どもは人の気持ちに鈍感になる

『10代の子どもが育つ魔法の言葉』
[著]ドロシー・ロー・ノルト [著] レイチャル・ハリス [訳]雨海弘美 [発行]PHP研究所


読了目安時間:16分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ





 どんな時でも、子どもを守りたいと思うのが親というものです。ルールは子どもに、そういった親の愛情を知らせてくれます。同時にルールは、子どもにも家族の一員として積極的に家庭生活に参加してほしいと願う親の心を子どもに知らせてくれます。ルールがなければ、そうした気持ちも伝わりません。


 ルールは多すぎても、少なすぎてもいけません。ルールがゆるすぎるのは、「親なんて無視しなさい」と教えるようなものです。


 13歳のティナのルールは「朝は学校に間にあうように、自分で起きる」という、単純なものでした。でも、もしこのルールがなければ、お母さんは毎朝、二階に駆け上がり、「早く起きなさい」と()かさなければなりません。毎朝、お母さんが起こしてくれると思えば、ティナには独立心も責任感も芽生えないでしょう。ルールがあるおかげで、お母さんもティナも毎朝、起きる起きないをめぐる一騒動から解放されるのです。


 ティナのお母さんは朝、ゆっくりしてはいられません。みんなの朝食をつくらなければなりませんし、ブラウスにアイロンをかけなければなりませんし、夕食の下ごしらえもしなくてはなりません。とにかく忙しいのです。お母さんは、母親であると同時に自分の仕事と生活をもったひとりの人間です。


 もしルールがなく、ティナがお母さんに起こしてもらうのが当たり前だと思っていたら、どうでしょう。ティナはいつまでたってもお母さんを「ひとりの人間」として見ることはできないでしょう。まして、お母さんに協力するという思いやりは生まれません。


 ルールがほとんどない家庭に育つと、子どもは他人の気持ちに鈍感になりがちです。お互いの役割や「していいことといけないこと」の違いがあいまいになり、責任感も身につきにくくなります。つまり、自分勝手になってしまうのです。家族が一緒に暮らしてゆくには、ルールが必要です。ルールを守ることによって、子どもは他人の気持ちや苦労を思いやることのできる大人に育つのです。




 ともに暮らしてゆくということ


 ルールは家庭生活をスムーズにします。ルールがあるからこそ、家族それぞれの役割分担が決まり、お互いを頼りにできるのです。助けあいながら、ともに暮らしてゆけるのです。こうして子どもは、家族が仲良くいつくしみあって暮らす方法を知ります。これは一生役に立つ大切な教訓です。


 13歳のビリーに、お母さんは手を焼いていました。ビリーの家では、毎朝、飼っている犬のジョンにえさをやるのは、ビリーの役目でした。もちろんお母さんが「ジョンのご飯、忘れないでね」と言えば、ビリーも喜んでえさをやります。時には、お母さんがえさをやることになっている夕方も、進んでえさをやります。ビリーはジョンが大好きなのです。


 でも、ときどき忘れてしまうのです。お母さんは息子の責任感のなさにいらいらしました。犬は生き物です。えさを欠かすわけにはいきません。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:6581文字/本文:7785文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次