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10代の子どもが育つ魔法の言葉
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教育
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否定されると、子どもは苦しむ

『10代の子どもが育つ魔法の言葉』
[著]ドロシー・ロー・ノルト [著] レイチャル・ハリス [訳]雨海弘美 [発行]PHP研究所


読了目安時間:20分
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 10代の子どもは他人に否定されると、いとも簡単に傷つきます。自分というものがまだ確立されていないうえに、この年頃の子どもはたいてい自分に自信がありませんから、否定的な言葉に対してもろいのです。相手が親だろうが同世代の友だちだろうが、傷つくことに変わりはありません。


 時には単なる思い過ごしで、落ちこむこともあります。「おれはかっこよくない」「わたしはかわいくない」と思うだけで、耐えられないのです。そんなときには、親の言葉はあまり頼りになりません。「今日のあなた、すてきよ」「おまえはなかなか男前だよ」と励ましたところで、子どもの気分は晴れないでしょう。なぜなら外見に関して、子どもが気にするのは親の目ではなく、同世代の友だちの目だからです。


 髪形、洋服、お化粧、ピアスにタトゥー……子どもが「かっこいい」とあこがれるファッションは、親にとってはやめてほしいようなものばかりです。親は「タトゥーなんてとんでもない」「眉毛にピアスなんてやめてちょうだい」と禁止しようとします。そして親が禁止しようとすればするほど、子どもは禁止されたものにこだわるのです。親が子どものファッションを批判すれば、言い争いが続くだけです。それよりは、いったんこらえて、自分が10代だったとき、どんなかっこうをしていたか思いだしてみましょう。そうすれば、子どもの気持ちが少しはわかるはずです。


 覚えておいてください。服装や髪形をけなされることは、10代の子どもにとって、自分自身を否定されるのと同じことなのです。年頃の子どもは、外見にとてもこだわります。日頃、なにかと「服装で判断される」ような経験をしているのですから、しかたありません。


 ハイスクールの生徒たちは、服装でどのグループに属しているのか、ひと目でわかります。外見で自分らしさを表現し、同時にあるグループに属していると実感するのです。この年頃の子どもは、自分の本当の価値になかなか気がつかないものです。だから、みなが身につけているブランド品や流行の洋服で外見を装い、なんとか自分に自信をもとうとするのです。


 こうした外見優先の風潮にもそれなりの良さはあります。13歳のジャレッドは年よりも幼い感じで、足も少し不自由でした。それでも学校ではトップレベルの教育を受けていました。学業はともかく、両親は息子がクラスメイトと仲良くやってゆけるのかどうか、不安でしかたがありませんでした。そこで、専門家にアドバイスを求めることにしました。


 精神科医は言いました。

「GAPで、最新の服をそろえてあげなさい」


 思いもよらないアドバイスに、両親は面食らいました。精神科医は続けました。

「ほかの子どもたちと同じような服を着ていれば、子どもたちはジャレッドのことを自分たちの仲間だと思います。心を開いてくれますよ」


 GAPの服を息子に着せたところ――精神科医の言うとおりの結果になりました。

「あれほど的を射たアドバイスはありませんでした」


 ジャレッドのお父さんとお母さんは振り返ります。

「GAPで使ったお金ほど、息子の役に立ったお金はないでしょう」



 言葉に気をつける


 言葉づかいなんて、わざわざ言われなくてもわかっていると思う方もいらっしゃるでしょう。ですが、わざわざ「言葉に気をつける」と書くのには、わけがあります。実際に親が子どもに投げつけた、心ない言葉の例をあげてみましょう。

「売春婦みたいなかっこうはやめなさい」と、あるお母さんは16歳の娘に言いました。娘は学校で優秀な成績をあげ、生徒会の会長を務める優等生です。


 また、あるお父さんは「情けないやつだ」と、14歳の息子に言いました。

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