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45ポイントでわかる 図解 経営分析
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6 どこから分析を始めるか?

『45ポイントでわかる 図解 経営分析』
[著]石島洋一 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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投資効率はどうか? 「少ない投資で多くの利益」がよい会社


A社とB社はどちらがよい会社か?


 ここからは、いよいよ経営分析の本格講義に入りますが、その前に、経営分析の判断力のテストをしてみましょう。

分析については、まだ何も書いていないのに、いきなりテストもないものだ!」と考える読者もあるでしょうが、いきなりテストをすることによって、皆さんは興味をもって分析の世界に引き込まれていくことになります。


 次の表を見てください。A社とB社の比較表です。


 A社の投資額は200億円、B社も同じく200億円。売上高は、A社100億円、B社300億円です。純利益はA社5億円、B社10億円です。A社とB社ではどちらがよい会社でしょうか? 自分なりに答を出してから、読み進んでください。


 最終の純利益で見ると、B社の10億円がA社の5億円を上回っています。この点だけを見てB社のほうがよいとする意見も十分に納得できるものです。


 しかし、別の見方もあります。


 売上高に対する利益率を見ると、A社は売上げ100億円に対し5億円ですから5%、これに対して、B社のほうは売上げ300億円に対し10億円の純利益ですから、3・3%にすぎません。こうした売上げに対する利益率を考えたらA社のほうがよいという結論になります。


 しかし、じつはこの議論も不完全なのです。経営分析でまず目をつけるところは、投資額に対する利益の割合、すなわち「投資利益率」です。


 経営の基本は少ない投資で多くの利益を上げることですから、投資利益率を計算する必要があります。


 A社、B社ともに投資額は200億円です。これと純利益との割合を計算すると、A社の投資利益率は2・5%、B社は5%となります。こうなるとB社のほうがよいのではないかという結論が導き出されます。


経営分析の出発点は投資利益率


 会社の経営状況を判断するのに、利益金額の大小や、売上高利益率が意味をもたないと言っているのではないのです。


 資本主義の世の中では、投資の効率をはかることが重要です。投資効率という点で見ると、A社はB社より劣っているといわざるを得ないのです。


 投資の効率性の立場に立てば、理想的には少ない投資で多くの利益をあげることです。逆に、同じ利益をあげるなら、できるだけ投資が少ない方がよいのです。


 そうした意味から、利益の大小や売上高利益率で判断する以上に、投資利益率での判断が重要になります。


ホント? ウソ? ×クイズ

経営分析を行うとき、売上高に対する利益率の観点も重要だが、それ以上に投資に対する利益率の把握が重要である

答○ 少ない投資で多くの利益を獲得する方法を考えるのが経営の基本

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