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スポーツの現場ではたらく
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5章 スポーツ界にある課題

『スポーツの現場ではたらく』
[著]小松ゆたか [発行]イースト・プレス


読了目安時間:16分
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「メダル獲得」はなぜ必要か?



 オリンピックや世界大会で、選手がメダルをとったり、優勝したりすることは、本当にうれしいことです。一方で、

「なんであんなに必死にメダル獲得のために頑張る必要があるの?」

「スポーツという娯楽のために、なぜお金を使ってまでサポートをするの?」


 という意見を持たれている方がいることも知っています。それに対する私の回答は、

「メダルを獲得するかしないかで、大きく違う」

「サポート体制やスポーツの力への理解は、まだまだむしろ足りないくらいだ」


 というものです。


 スポーツ選手がメダル獲得に喜んでいる姿を見たことはあるでしょう。その姿を見て、選手が自分自身の成功だけを喜んでいると考えるのは早計です。よく、優勝やメダル獲得のインタビューなどで、

「支えてくれた家族やスタッフ、応援してくれたファンのみなさんのおかげです」

「私の努力だけでなく、みんなでつかんだメダルです」


 というようなことを言っているのを見たことがあると思います。こうした発言は、ファンサービスで言っているわけではなく、周りの応援を受け、長期にわたって日々練習し、幾多の困難を乗り越え、つかんだものだからこその実感として出る言葉です。


 正直なところ、人気種目とそれほど注目されていない種目というのは、明らかにあります。それは、観客の数、マスコミの扱いからも見てとれますし、何より選手たち自身も肌で感じて自覚しています。


 しかし、メダル獲得や優勝という偉業を成し遂げると、一気に注目度が変わります。ここ数十年を振り返ってみても、


■女子ソフトボールのオリンピック金メダル獲得による女子ソフトの盛り上がり

■「なでしこジャパン」のワールドカップ優勝による女子サッカーの盛り上がり

■吉田沙保里選手や()調(ちょう)(かおり)選手などのオリンピック連覇によるレスリングの盛り上がり

(うち)(むら)(こう)(へい)選手などのメダル獲得による体操の盛り上がり

■卓球選手のメダル獲得による卓球に対するイメージの変化



 などなど、いくつも「メダル獲得」によって、注目された例は挙げられます。2015年のラグビーワールドカップで、ラグビー日本代表が南アフリカに歴史的勝利をあげ、一気に盛り上がったこともありました。


 こうした選手の活躍というのは、単純に選手に対して「よかったね」で終わる話ではなく、その種目全体、ひいてはスポーツ全体を盛り上げる大事な偉業なのです。


 場合によっては、注目度が上がることで、より選手が活躍できるようにとその種目の環境改善のためにお金が入るようになったり、スター選手に憧れて次世代を担う子どもがスポーツをするようになったりと、良い循環が起こります。


 そうしたことも選手たちは十二分に把握していますので、プレッシャーも感じますし、逆に勝利に対して貪欲になり、力を発揮することもできるのです。


個人競技であってもチーム戦

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