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『論語』から『孫子』まで一気にわかる 中国古典超入門
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生き方・教養
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13章 『孫子』がわかる『孫子』の名言

『『論語』から『孫子』まで一気にわかる 中国古典超入門』
[著]山口謠司 [発行]すばる舎


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名著解題⑬『孫子』について〜世界最古かつ世界で最も有名な兵法書

 (そん)子しとされる人に、二人ある。

 ひとりは春秋時代末、()で活躍した(そん)()で、もうひとりは孫武の玄孫(やしゃご)で、戦国時代の(せい)で活躍した(そん)(ぴん)である。現在(つう)(こう)する『孫子』は、孫武のものをもとに、部分的に孫、のものが入っている。

 それが明らかになったのは、一九七二年四月に山東省から戦国時代の『孫子』が二本出現したことによる(当時の書物は「一本」「二本」と数える)。(ちく)(かん)に書かれた孫武の書は『()(そん)()』と呼ばれ、孫、のものは『(せい)(そん)()』と呼ばれる。現行本の『孫子』と比較して、これがほぼ孫武のものと一致することがわかったのである。

 「(かれ)を知り、(おのれ)を知れば、百戦して(あや)うからず

 「()(はや)きこと(かぜ)(ごと)く、()(しず)かなること(はやし)(ごと)

 など、(ことわざ)としても知られる言葉が、竹簡にはすでに記されている。

 ()(そう)(そう)は、『孫子』に注を付けて『()()(てい)(ちゅう)孫子』を(あらわ)した。また、曹操以下、(とう)()(せん)()(ぼく)など十人の注を合わせた『孫子十家注』、さらに唐の()(ゆう)を加えて『十一家注』としたものなどがある。

 我が国にはすでに奈良時代に伝わり、兵学のバイブルとして非常によく読まれた。


『孫子』がわかる、『孫子』の名言①
●キーワード──戦うための「五つの基本」
(へい)(くに)(だい)()にして、()(せい)()(そん)(ぼう)(みち)なり(計篇)

 『孫子』の巻頭にある言葉である。戦争に対する専門家、(へい)()の言葉として、これ以上の重みのある言葉はあるまい。「兵(戦争)は国家の重大事で、国民の生死だけでなく、国家の存亡を左右するものである」と、孫子は言うのである。だからこそ、戦争に対しては、国を挙げて主観的、客観的に慎重な検討を行わなければならない。そして、軍備を行うために、五つの基本があるとする。
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