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「巨大市場」の真実がみえてくる! 中国ビジネスに勝つ情報源
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ビジネス
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第二章 中国情報への窓口――まずはインターネットにアクセス

『「巨大市場」の真実がみえてくる! 中国ビジネスに勝つ情報源』
[監修]橋本久義 [著]加賀谷貢樹 [発行]PHP研究所


読了目安時間:50分
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第一節

 日本語でもこれだけのニュースがネットで読める!



 中国情報の収集に関する限り、ここ数年間で最も大きく状況が変わったのはインターネットの普及であろう。恥ずかしながら、私が学生だった十数年前は、中国共産党中央委員会機関紙で、発行部数三百万部を誇る『人民日報』などのメジャーな新聞を読むにしろ、大学や中国専門書店で数週間遅れのものを目にする程度だった記憶がある。

 それがいまやインターネットにアクセスすれば、自宅にいながらにして中国の最新ニュースが、その日のうちに読めてしまう。それも、しかも日本語で――。

 これはまさに、十年前とは隔世の感がある。


 【人民網日本語版】――権威ある老舗日本語ニュースサイト

『人民網日本語版』(http://www.people.ne.jp/)は、日本語による中国ニュースサイトの草分け。中国語版の『人民網』は、先に紹介した『人民日報』のWeb版だ。『人民網日本語版』では現在、一日三十回ものニュース更新を行っているという。

 ちなみに、中国のネット人口は二〇〇三年末時点で七千八百万人あまりに膨れ上がり、日本を抜いて世界第二位の「インターネット大国」になった。実際、そうした事情を反映してか、ここ数年間で私たちがインターネットでアクセスできる中国情報は格段に増えた感がある。

 とりわけ九八年の『人民網日本語版』開設は、日本語による中国情報発信という意味でほかの中国インターネットメディアに先駆けたものであり、それ以前、中国には日本語による日刊の定期刊行物はなかった。それゆえ、同サイトが日本語による中国情報収集への道を拓いた意義は大きい。

 ところで『人民網日本語版』のニュースは、「ヘッドライン」「政治」「経済」「IT」「社会」「国際」「地方」「写真」「中日飛鴻」(「日中両国に羽ばたく(おおとり)」という意味。提携先である朝日新聞コラムを掲載)に分類されている。ヘッドライン以外の各ジャンルには二十本のニュースを掲載。たとえば経済面では、各業種の市場規模や政府系機関・内外企業のプロジェクトに関する情報が多く、中国に商機を窺うビジネスマンにとって一見の価値がある。

 また、読み飛ばしてしまいがちな社会面も貴重な情報源。中国における生活事情、いま中国国民が問題意識を持っているテーマなど、消費者の意識や嗜好を推測するのに役立つ情報が数多くみつかる。日本語で記事検索ができることも、同サイトの強みだ。

 同サイトには、ニュース本編とは別に特集記事が数多く掲載されているが、それにも増して、チャイナ・ウォッチング初心者にお薦めなのが『あなたも中国通』のコーナー。ここ一年間程度の中国動向がダイジェストでまとめられており、とくに中国における消費事情や流行など、生活面における動きを時系列で把握するのに役立つ。

 【中国情勢24】――中国事情の理解が深まる「報道特集」は必見


 また、『中国情勢24』(http://news.searchina.ne.jp/)は有力な独立系日本語ニュースサイト。同サイトは、サーチナが主宰するポータルサイト『中国情報局』(ページ内容は第三節で詳述)のコンテンツの一つだ。

 ニュースジャンルは「総合」「調査」「IT」「企業」「経済」「銘柄」「社会」「政治」「芸能」「写真」の十個に分類されている。中国の二大国営通信社の一つである中国新聞社『中新網』発のニュースをはじめ、先に紹介した『人民日報』とは異なるソースの情報が多いので、チャイナ・ウォッチングの幅に一層広がりが出るはずだ。

 また、「企業」「銘柄」「芸能」といった独自のニュースジャンルを設けているのも同サイトの特長の一つ。企業ニュースでは、日系企業の中国ビジネスにおける展開を詳しく報道。銘柄ニュースは中国株に興味がある人なら必見。中国、香港の株式市場に上場している企業の動向が日本語で読める貴重な情報源だ。

 さらに芸能ニュースは香港、中国大陸の人気歌手や俳優について話題が豊富。最近の経済成長を反映し、中国におけるショウビジネスも規模・質ともに成長著しい。ポップス、ロックなどの歌謡や映画といった芸能面も、中国における流行を分析する一つの手掛かりになるので、逐次チェックしておきたい。

 もう一つ、ぜひとも紹介しておきたいのが同サイトの「報道特集」だ。「経済」「社会」「日系企業」など十ジャンルにしたがって特集が分類されており、各ジャンルともにほぼ二十本以上の記事を揃えている。こうした情報量の豊富さもさることながら、各特集記事の画面下に関連ニュースへのリンクが多数設けられているのが大きなポイントだ。

 たとえば「不良債権」についての特集を読み終わり、ホームページの画面下を覗くと、国有銀行の改革や不良資産の証券化といった関連ニュースが並んでいる。このように、一つのニュースからリンクをたどり、ほかの関連情報とあわせて理解を深めることができるページ構成はじつに使い勝手がいい。加えて中国各地の最新情報を伝える「地域情報」や庶民の暮らしぶりが窺える「祝日情報」も貴重な情報源だ。

 なお同社では独自に中国マーケットリサーチを行っており、調査結果のサマリーが冒頭に紹介した「調査」ニュースで、無料で読める(調査レポートはネットから購入申し込み可能)。そのトピックも、「百人に聞きました――女性二十代・化粧品」や「“情人節”(バレンタインデー)にまつわる意識調査」など、中国人のライフスタイルに迫るものが多く、興味深い。

 【新華通信ネットジャパン】――ビジネスチャンスに直結する情報多数


 一方、より専門に特化した中国情報を必要とする企業ユーザーには『新華通信ネットジャパン』(http://www.xinhua.jp/)がお薦め。同サイトに掲載されているニュースは中国の国営通信社の一つである新華社の提供によるものだ。

 同サイトの特長はなんといっても、詳細にわたる業種別のビジネス情報にある。IT関連や家電・電子機器産業はもちろん、「産機・工機」「石油・プラスチック」「化学工業」といった重厚長大産業から「金融・保険・証券」などのサービス産業にいたるまで、幅広い分野のビジネス情報がここで収集できる。

 閲覧に有料会員登録が必要な記事が多いが、たとえば「小売・卸売関係」のジャンルをみても、中国国内におけるドラッグストアの市場シェア、中国の中・高所得者層の動向など、ほかではなかなか得難い情報が目白押し。なかでも「誘致・投資要請」の項目は、文字通りビジネスチャンスに直結した情報源で、中国国内のあらゆる産業分野におけるプロジェクトや投資誘致情報が掲載されている。

 なお「政治・社会・文化」のジャンルを中心に、無料で読めるニュース記事もある。


 【日中グローバル経済通信】――独自取材による厳選のビジネス情報


 さらに『日中グローバル経済通信』(http://www.japanchinaeic.net/)では、「総合・外資・貿易」「改革・開放・開発区」をはじめとする二十四分野のビジネス関連ニュースを掲載。一日四十本を基本に、毎月八百本の最新記事を配信。個人会員および法人会員一セクションの購読料は一カ月五千円で、一週間の無料試読も可能。

 前述の『新華通信ネットジャパン』もニュースのジャンル分けが細かいが、『日中グローバル経済通信』の方が「消費・家電・原材料市況」「観光・娯楽・レジャー」「メディア・広告」など、消費市場に密着した話題に厚みを感じる。同サイトではほかにも、「東北・環渤海湾地域」「珠江デルタ地域」をはじめとする中国七地域の主要ニュースが毎日読める。ニュース以外にも、とくに開発区の話題を重視したサイトづくりに特長がある。

 なお、同サイトを薦める理由は、運営元の日中経済インフォメーションセンターが、中国外交部から中国国内での取材権を正式に取得した独立系メディアであることによる。最近、日本で中国関連ニュースの報道量が急増しているなかで、独自の情報ソースやポリシーに基づいた同サイトの記事が、ビジネスチャンス発掘のうえで大きな助けとなるに違いない。

第二節

 もっと詳しく知りたい人に――中国語ニュースサイトの歩き方



 ある程度中国語が読める人にとって、インターネットはさらにディープな中国情報収集源になることは間違いない。なにしろ、質・量ともに豊富になったネットの中国情報のなかで、日本語に翻訳されているものは、まだごくわずかなのである。

 それにも増して、生活者としての中国人のニーズやウォンツに迫ることを、本書が提唱する「自分流チャイナ・ウォッチ」の大目標とするならば、中国語の文脈のなかで、彼らの抱く問題意識や生活感を感じ取る作業が欠かせない。外国人向けにアレンジが一切施されていないナマの中国語情報にこそ、日本語だけでは掴むことができない「宝の山」が眠っていることを肝に銘じたいところである。

 ちなみに、最近のパソコンであれば、標準設定のままで中国語のホームページが閲覧できる。ここでは詳細までは立ち入らないが、ブラウザ(閲覧ソフト)や、ウィンドウズなどのOS(基本ソフト)のバージョンが古いものでない限り、中国語フォントのインストールなど、特別な作業は不要だ。
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