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子どもが育つ魔法の言葉
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とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

『子どもが育つ魔法の言葉』
[著]ドロシー・ロー・ノルト [著] レイチャル・ハリス [訳]石井千春 [発行]PHP研究所


読了目安時間:12分
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 わたしたちは、敵意や憎しみを(いだ)いたとしても、なかなかそれを意識できないものです。新聞の社会面で、子どもを(ぎやく)(たい)し、殺してしまった親について書かれた記事を目にすることがあります。けれど、多くの人は、それは自分とは別世界の出来事だと感じるはずです。しかし、わたしたちも、家庭生活のなかで、恨みや怒りの感情を(うつ)(くつ)させてしまうことがあります。それが親子関係や夫婦関係に影を落としたり、大きなトラブルに発展しないともかぎらないのです。


 悲しいことに、現代社会は、敵意と暴力にあふれた社会でもあります。この地球上では、常にどこかで戦争が起こっています。わたしたちの住む社会でも、凶悪な犯罪や、親子や夫婦間での暴力や殺人が起きています。暴力団の抗争など、恐ろしい出来事が起こることもあります。その一方で、子どもたちは、テレビや映画で、毎日のように暴力的なシーンを目にしています。実際にいやな経験をする子もいるでしょう。家で兄弟にいじめられたり、学校でいじめを受けたり、街で喧嘩を目撃したり、近所の人たちの争いを目にしたり――。お父さんとお母さんが言い争っているのを()の当たりにすることもあるでしょう。あるいは、お父さん、お母さんが、上司、あるいは近所の人とやり合っているのを耳にしたり目にしたりすることもあるかもしれません。


 子どもは、敵意や憎しみのなかで育つと、精神が不安定になります。子どもによっては、不安から逃れるために、乱暴になる子もいます。自分自身が強くなることで、不安に打ち勝とうとするのです。


 また、子どもによっては、引っ込みじあんになってしまう場合もあります。いつも不安な気持ちでいるので、他人との対立や(かつ)(とう)を極度に恐れ、自分の殻にとじこもってしまうのです。そんな引っ込みじあんな子どもは、学校でいじめの標的になり、乱暴な子の()(じき)になってしまうこともあります。


 もしも親が家庭内で暴力をふるったり、口汚く(ののし)り合ったりしていたとしたらどうでしょうか。子どもは、それが当たり前のことだと思うようになってしまいます。人生は戦場だ、目には目を歯には歯をだと思うようになるのです。

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