読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1198206
0
子どもが育つ魔法の言葉
2
0
0
0
0
0
0
くらし
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

『子どもが育つ魔法の言葉』
[著]ドロシー・ロー・ノルト [著] レイチャル・ハリス [訳]石井千春 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ




 わたしたちの家庭生活は、家族が分かち合うことによって成り立っています。それぞれの時間やスペースやエネルギーを家族のほかの者たちと分かち合うのです。


 幼い子どもたちは、家族のなかで助け合い、協力する経験をとおして分かち合う心を学んでゆきます。たとえば、一つのお風呂を家族はどのように使っているか。おもちゃは、兄弟でどんなふうに分け合っているか。一台の車を家族でどんなふうに使っているか。かぎられた収入源で、家族はどのように助け合って暮らしているか。子どもは一つひとつ学んでゆくのです。


 親自身が、人に対して、また子どもに対して分かち合う心を持って接すれば、子どもはその親の姿から学ぶものです。分かち合う心は、言葉で教えるのではなく、親が態度で示すことが大切なのです。


 親が厳しく叱りつければ、子どもは言うことをきくかもしれません。しかし、それでは、本当の意味で分かち合う心を教えたことにはならないのです。



 分かち合いは赤ちゃん時代から


 わが子がわがままな子だと人から悪く言われたくないために、親御さんによっては、子どもを厳しくしつけようとすることがあります。けれども、子どもには、歳相応の発達段階があるのです。幼い子どもが、他人の気持ちを思いやることができるようになるまでには、時間がかかります。他人の気持ちを思いやることは、子どもが成長の全段階をとおして少しずつ学んでゆく能力なのです。


 赤ちゃんにとって、両親を始めとするこの世のすべては自分の延長です。赤ちゃんには実際、まだ自分と親との区別もつかないのです。自分と母親とを別個の存在として認識できることが、成長の第一歩と言えます。


 幼い子どもも、赤ちゃんと五十歩百歩の状態です。幼い子どもは、自分の欲求をその場ですぐに満たそうとするものです。これは、世界中の幼児に共通のことです。どうして自分の子どもだけがこうなんだ、と悩む必要はありません。親の役目は、わがままを言う子どもに、少しずつ分かち合う心を教えてゆくことなのです。


 分かち合う心は、なるべく身近なものを使って教えるといいでしょう。子どもがよちよち歩きを始めたころから、何かを分け与えてみせるのです。


 たとえば、

「人参をみんなで分けましょうね。これが、あなたの分。これは、お母さんの分」


 あるいは、

「お母さんにクッキー一つ、お父さんにも一つ。あなたにも、はい、一つ」。こんなふうに言ってみるのもいいでしょう。


 もう少し大きくなった子どもは、このような初歩的な分配を卒業します。自分が取る前に人に配ってあげたり、順番を待ったりできるようになるのです。


 幼い子どもがまず覚える遊びの形は、遊び相手と横並びになる形です。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:6074文字/本文:7187文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次