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子どもが育つ魔法の言葉
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推薦のことば

『子どもが育つ魔法の言葉』
[著]ドロシー・ロー・ノルト [著] レイチャル・ハリス [訳]石井千春 [発行]PHP研究所


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『心のチキンスープ』『母の心のチキンスープ』の著者 

ジャック・キャンフィールド 



 詩「子は親の鏡」に出会ったのは、一九七〇年代初めのことです。当時、わたしは子どもにやる気を出させるために教師は何をすべきかという本を書いていました。「子は親の鏡」を読んでとても感動したわたしは、この詩を学校の同僚全員に配って回りました。この詩には、真実が実に簡潔な言葉で表現されていたからです。


 数年後、思ってもみなかったことですが、ある心理学の学会で、この詩の作者のドロシーと彼女の夫のクロードに実際に会うことができました。二人は、わたしを歓迎してくれました。二人は、詩「子は親の鏡」を地でいっているような魅力的な先輩でした。当時、まだ新米の教師だったわたしは、自分が教育者としてこれでいいのか、子どもたちを本当に伸ばす教育とはどんな教育なのか悩んでいました。そんなわたしを、二人は励まし、助言を与えてくれました。


 教室で子どもたちとどう関わったらよいのかを、わたしは詩「子は親の鏡」によって教えられたと、思います。そして、わたし自身が親になってからは、この詩は三人の息子たちの子育ての手本となりました。言うは(やす)し、行なうは(かた)しではありますが……。


 わたしは、三十年間教師として働き、子育て教室の講師もしてきました。そんな長年の経験から、わたしはこう実感しています。親は誰でも皆子どもを愛している。やさしくありたい、誠実でありたい、公平でありたいと強く願っている。ところが、どうしたらそんな親になれるのかが分からずに悩んでいる親御さんが現実には大勢いるのです。どんなふうに子どもとコミュニケーションをとったらいいのか、どんな(しつけ)をしたらいいのかが分からないために悩みを抱えてしまっているのです。


 たとえば、こんな話を交わす夫婦は、まずいないでしょう。

「息子のビリーをダメにする四つの方法を思いついた。ビリーのことを決めつける。馬鹿にする。けなす。嘘をつく」


 子どもをわざと傷つけようと思う親などいるはずがありません。それでも、ときにはそうしてしまうのです。もちろん、わざとではありません。親は知らず知らずのうちに、あるときは自分の弱さから、あるときは自分を守るために、子どもを傷つけてしまうことがあるのです。


 そんなことをしないために、親は十分気を配り、自分を律しなくてはなりません。これはかなり難しいことかもしれません。しかし、子どもがのびのびと幸せに育ってほしいという強い願いがあれば、意識的に自分を変えてゆくことはできるはずなのです。


 本書で、ドロシー・ロー・ノルトは、詩を一行ごとに取り上げて、子育てで大切なことは何であるかを説いています。そして、実際に子どもにどう接したらよいのかを実例をとおして具体的に示しています。どうしたら子どもを否定せずに許すことができるか、どうしたら子どもを決めつけずに受け入れることができるか、どうしたら子どもをけなさず励ますことができるか、どうしたら頭ごなしに叱りつけずにあたたかい目で見守ってあげられるか――。それをドロシーは、実に(しん)()に、わたしたちに語りかけてくれるのです。


 また、本書を読むと、よい配偶者、よい教師、よい上司になるためにはどうしたらよいのか、そんな知恵も同時に学ぶことができるでしょう。愛情と思いやりに満ちた豊かな人間関係を築くためにはどうしたらいいか、そのルールと方法とを本書は教えてくれます。もし、この社会のすべての人間がこのルールを実行したら、暴力や争いは避けられ、職場での摩擦も少なくなり、学校教育はより充実するに違いありません。犯罪や貧困や薬物に関する問題も減ることでしょう。このような社会問題は家庭から始まるものなのです。わたしたちがよい親となることが、結局は、現在直面している大きな社会問題の解決につながることになるのです。


 あなたは、きっとそのままでも十分によい親御さんだと思います。でも、本書を読み進めるうちに、今以上によい親になれると気づかれ、微笑まれるに違いありません。明るくて積極的で我慢強い子、素直でやさしくて頑張り屋の子、親切で正直で公平で誰からも好かれる子――わが子をそんな子どもに育てることができるのです。こんな子どもたちが大人になった世界を想像してみてください。それは夢ではありません。ドロシーもそう信じています。わたしたちが人を育てる仕事を続けてゆくことができるのは、そう信じることができるからなのです。


 親という仕事は尊い仕事です。わたしたち親は、わが子のためだけではなく、すべての人間のために、よりよい未来を築かなくてはなりません。本書を読んで、あなたは、子育てで最も大切なことは何かを学ぶことができます。どんなに時間がかかったとしても、わたしたちの意識が変われば、この世界は必ずよくなるはずなのです。

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