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心理カウンセラーが書いた “ほんとうの恋”の育てかた
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はじめに

『心理カウンセラーが書いた “ほんとうの恋”の育てかた』
[著]諸富祥彦 [発行]PHP研究所


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「今度こそは、いい恋がしたい」──いつもそう思って、好きな人とつきあい始めるのに、何回つきあってもいつの間にか、恋が終わってしまう。そんな人がいます。

 心理カウンセラーであり大学教員(心理学者)でもある私は、そんな方々の悩みをいつもお聴きしてきました。

 恋の終わりには、たとえば次のように、いろいろなパターンがあります。

 自分では、そこそこうまくいっているつもりでいたのに、なぜか突然、相手から別れ話をされてしまう。

 最近少しトーンダウンしてきたな、と思っていたら、いつの間にか会わなくなって、恋が自然消滅してしまう。そのパターンを何度もくり返している。

 ほんとうは相手のことが大好き。だけど、大好きだからこそ、「これ以上好きになって、深みにハマって、もしその後でフラれたら……」と考えると怖くて仕方がない。だから、できるだけ人を本気で好きにならないようにしている。もし本気で好きになりそうになったら、自分のほうから別れを切り出してしまう。

 もうこれ以上はできない、というくらい相手に愛を注ぎ、つくしまくっていたのに、いつも何の価値もない人間であるかのように無惨に捨てられてしまう。失恋地獄をのたうち回っている……。

 どれも悲しい、恋の結末です(ちなみに、私自身は最後のパターンの常連でした)。

 そんな悲しい恋をくり返しているあなたのために、この本を書きました。

 今、まさに失恋のさみしさ、悲しさのなかでさまよっているあなた。

 そして今、新しい恋が始まったばかりなのに「今度もまた、いつもみたいに失敗したらどうしよう。今度こそステキな恋にしたいのに」と思っているあなた。

 この本のなかに、人生を変えるヒントをきっと見つけることができるはずです。

 では最初に、この本を手にとってくださったあなたのために、ほんとうの恋を育てるために必要なものを二つだけ、お伝えしておきましょう。

 一つは、「傷つきを恐れない、ほんの少しの勇気」です。恋が続かない人に共通の心理は、自分の傷つきを恐れすぎているところ(恋のリスク回避症候群)なのです。
「気がつくといつも、それほど好きでない人とか、この人とは幸せになれないよな、と思うような相手とばかりつきあってしまっている」
「拒否されたら怖いから、自分から愛してるとか、好きとかは、絶対言えない」
「恋にハマりすぎないように(相手を好きになりすぎないように)している」
「これ以上好きになると怖いから、自分から別れを切り出す」
「複数の相手と、どの人とも浅めにつきあうようにしている」

 こうした恋のパターンをくり返してしまう人がそこから抜け出すために必要なもの。それは、「傷つきを恐れず、ほんとうの恋にハマっていく、ほんの少しの勇気」なのです。

 もう一つ、ほんとうの恋を手にするために必要なもの。それは、「自分のうちなる、運命の感覚」を呼び起こすこと。偶然の出会いのなかに、運命の予感を感じ取り、それを大切にしながら、相手と心を込めてつきあうことです。

 トレンディドラマが流行し、ゲーム感覚で恋をするようになったとき、現代人が見失ったのは、この「運命の感覚」です。「この人でなければ絶対だめ」という交換不可能性がほんとうの恋には不可欠ですが、それを私たちは失っていたのです。

 数年前から、若者向けとしては『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』『私の頭の中の消しゴム』、中高年にも受けたものとしては『冬のソナタ』『愛の流刑地』などのドラマや映画が相次いでヒットし、純愛ブームが続いていました。それはおそらく、これらの作品が、ほんとうの恋に必要な「運命の感覚」を私たちのうちに呼び起こしてくれる内容を含んでいたからだと思います。

 純愛ブームは十年に一度のサイクルで起き続けていると言われていますが、それはこの「恋の運命的な感覚」が、人の心に深く根ざしたものであることを示しています。

 運命的な“ほんとうの恋の訪れ”を、人はいつも、心のどこかで探し求め、待ちこがれているものなのです。

 さあ、それでは、ほんとうの恋を探す旅へと出かけましょう。


 二〇〇七年三月
諸富祥彦 
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