『お母さんガミガミ言葉にご用心! もっとゆとりを持って子育てしてみませんか』
[著]平井信義
[発行]PHP研究所
●おとなしいから「良い子」ではない
子どもの自発性の発達は、人格形成にとって非常に大切です。自発性とは自分で考え、自分で行動する力で、独立心とも言われているものです。三歳から四歳にかけて、この力が養われることによって、お母さんから離れていてもお友だちとどんどん遊び、生き生きと一日を送ることができる子どもになります。
自発性がどのように発達していくか、その発達を助けるにはどのように育てればよいかについて考えてみましょう。
第一に、いたずらをどのように認めるかです。子どものいたずらは、はいはいの頃から始まります。