この本を書いていて感じたことがあります。それはこんなにも多くの男性が、女性に対して、あちこちでときめき、そして「かわいい」と感じ、恋をしながら生活をしているということです。
本書を執筆するための男性インタビューをするたびに、例外なく男性たちの表情が輝きだします。とても幸せそうな表情になるのです。恋バナをして心がときめくのは「女性」だけの特権ではありません。
「女性をかわいいと思う瞬間ってどんなとき?」、その質問を投げただけで、過去に女性にかわいいと感じた瞬間を思い出しときめき始めるのです。
話を聞いている私のほうも幸せな気分になってしまったほどです。
インタビューをおこなううちに、私はある一つのことを確信しました。
それは「男に生きる意味を与えているのは間違いなく女である」ということです。
世の中の多くの男性は「女性のために」みんな頑張っている。女性から良く思われたい、モテたい、守りたい、もっと愛されたい、喜ばせたいと思っている。そのことを確信しました。
もちろん「世の中のため」「お客様のため」、そのような思いで仕事に向き合う男性も大勢います。しかしそんな彼らでも、本能の奥底には「女性のために」という抑えようのない「動機」を抱えているのです。
さらにはもう一つ、否定できない真実がありました。
「男に生きがいを与えているのは、男性に“かわいい”と感じさせる女性である」
ということです。男性が頑張り続けられるのは「かわいい女性たちの存在」のおかげなのです。
女性は本当に偉大な存在です。
「かわいさ」を身にまとうだけで、男性のモチベーションに根底から火を灯し、ときには命懸けの努力や挑戦までさせてしまいます。
男は自分の心をときめかせ、そしてやすらぎをくれる女性のためならなんでもやってのけます。現代社会の繁栄は、男性たちの女性に対する「アピール欲求」によって成り立ったといっても過言ではありません。
私も一人の男として例にもれずそうでした。20代のころはいつか出会うであろう運命の人のために、自分を一生懸命磨き、自分を捧げようと思っていました。
それ以外でも多くの女性たちから興味を持ってもらおうとしました。遊び、仕事、さらには生きるためのポリシーなども、大変なモチベーションで磨こうとした過去もあります。
これは世の中の人間のオスにとって、本能的な行動、そして思考習性なのです。
あなたが「かわいい女性」になるだけで、男たちは自らを高め、真剣に人生と向き合い、あなたに猛烈な求愛を仕掛けてくるのです。
その努力はやがて社会の繁栄と豊かな生活の創造へとつながります。
本書の役目はただ一つです。
「男性から見たかわいい女」の条件を知っていただくということです。男性から求められる女性になるには、あるいは自分好みの男性と運命の恋に落ちるには、間違いなく「男性から見たかわいい女」になるということが必要になります。
男の本音を逆探知して、幸せな恋愛生活を戦略的に手に入れていただけたら幸いです。
あなたからの幸せの報告をお待ちしています。