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発達障害と結婚
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第三章 発達障害者にとって「理想の相手」とは

『発達障害と結婚』
[著]吉濱ツトム [発行]イースト・プレス


読了目安時間:19分
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発達障害者同士には相性がある


 すでに婚活を始めている人はなんとなくお気づきかもしれませんが、婚活している人のなかでは発達障害者の割合が通常より高くなっています。


 理由は大きく二つあります。


 まず、発達障害者はその症状のせいでコミュニケーションがうまくありません。なかなか恋愛ができなかったり、恋愛が長続きしなかったりして、自分で結婚相手を見つけるのが困難です。そのため、結婚を希望する発達障害者は婚活サービスを利用することが多くなります。


 二つ目の理由は発達障害者の成婚率の低さにあります。コミュニケーションが上手な人は婚活サービスを使って次々と結婚していきます。残されるのはコミュニケーション()()の人たちばかり。こうして婚活サービス利用者の発達障害者の割合がどんどん高くなっていくのです。


 発達障害者やグレーゾーンの人は結婚相手として敬遠される傾向がありますが、相性によっては良好なパートナーになることができます。もしあなたが発達障害やグレーゾーンであるなら、同じ悩みを持つ者同士、ともに改善プログラムに励み、またお互いがお互いのコーチとして機能することができます。


 発達障害者同士がカップルになる場合、その相性をしっかり見きわめることが重要です。


相性の良い発達障害者同士の組み合わせ


受動型アスペルガー&受動型アスペルガー


 相性がいいといえるでしょう。とはいえ、無条件でOKというわけではありません。趣味が合うかどうか、情緒が安定しているかどうかが重要なポイントです。


 アスペルガーの人は自分のペースを乱されたり、ひとりの時間を奪われたりすると大きなストレスを感じます。ペースとスペースへの保守が強い場合、ほとんど会話をしなくなることもあります。デートや同居にストレスを感じてしまうためです。


 そうなると、つきあっているんだかなんだかよくわからないような状態になってしまいます。ペースやスペースへの保守性が自分と同程度の相手を選べば、お互い心地よい距離感で接することができるでしょう。


受動型アスペルガー&不注意優勢型ADHD


 共通する症状が多く、好相性です。


 もちろん症状が異なるところもあります。受動型アスペルガーは頑固で他人から口出しされるのを嫌い、自分の意見を決して変えません。


 それに対し、不注意優勢型ADHDは自己主張がほとんどなく、言いなりです。お互い正反対の特徴を持っていますが、うまい具合にぴったりマッチしています。


 不注意優勢型ADHDは不安定で頼りなく、雨に濡れながら泣く、か弱い子猫のよう。一方、アスペルガーは人に関心がないという一面を持ちつつも、とても世話好きな側面もあわせ持っています。

「弱いものを守りたい」という福祉的な傾向が強いため、不注意優勢型ADHDの人を見ると「守りたい」という気持ちにスイッチが入り、恋愛につながりやすいのです。


 ただし、この組み合わせのカップルは共依存(後述参照)に陥りやすいので要注意。アスペルガーが一所懸命に守り、それに不注意優勢型ADHDが甘え切ってしまうことがあります。


相性の悪い発達障害者同士の組み合わせ


受動型アスペルガー&多動衝動性優勢型ADHD


 最も相性が悪い組み合わせです。この二つは基本症状がすべて正反対の性質を持っています。


 受動型アスペルガーは保守的で規則性を好みます。引きこもり傾向があり、自分のペースやスペースを大事にしたいタイプ。話し方は目的志向で、雑談が苦手です。趣味もひとつのことに深く長く、とことんのめり込みます。

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