読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-2
kiji
0
0
1202069
0
発達障害と結婚
2
0
0
0
0
0
0
恋愛
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
第四章 発達障害者でも婚活に成功できる「一〇の方法」

『発達障害と結婚』
[著]吉濱ツトム [発行]イースト・プレス


読了目安時間:24分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


相談② 彼がアスペルガーで結婚を躊躇している


 化粧品販売員の由香さん(二八)は三年つきあっている恋人のことで悩んでいました。そろそろ結婚について具体的に考えたい時期なのですが、彼との結婚生活に一抹の不安を感じています。


 僕の健康カウンセリングを受けている彼女はカウンセリング中、こう尋ねてきました。「彼が私をないがしろにしているみたいで、結婚に踏み込めないんです」


 由香さんの彼は高校時代からの親友の兄で、ベンチャー企業に勤めるプログラマー。仕事熱心で真面目。収入も悪くない。「いずれは独立したい」と言っています。

「真面目だし、いい人なんだとは思います。(ぜい)(たく)を言っているのかもしれませんが、でも、ちっとも気持ちが通じている気がしないんです」


 と由香さんは言います。


 デートはいつも彼の部屋。することといえばゲームかDVD鑑賞。彼はこだわりのコーヒーを()れるのですが、いつも自分の分だけ。由香さんに「コーヒー、飲む?」と聞くことはありません。夕飯は決まって駅前の居酒屋。「同じ店しか行かないのでメニューを全品制覇しちゃいました」と由香さんは苦笑いします。

「街を歩いていると、ほかのカップルとかが目に入るじゃないですか。彼氏さんがさりげなく車道側を歩いているのを見たりすると、複雑な気持ちになります」


 由香さんは彼の気持ちを疑い始めていました。


まずはファッションに気を使う


 グレーゾーン・アスペルガーやADHDの女性はファッションセンスがよいことが多いのですが、それ以外の発達障害者は壊滅的な服装をしていることが多々あります。


 美人やイケメンでなくても、工夫しだいで、ずいぶん見た目の好感度が上がるものです。見た目がすべてではありませんが、第一印象はほぼ見た目で決まります。


 第一印象が悪かった場合、それを覆すのには多大な時間がかかります。少しでも第一印象の好感度を上げておくのが得策。そのためにはファッションに気を使うのが最も手っとり早くて効果的です。


 身だしなみを整えるというのは、第一印象をよくするだけでなく、自分のメンタルを整えるのにも効果があります。


 警察官が制服を着ているのは、制服を着ることで警察官がいると周囲に知らしめ、防犯の一助にするという一面もありますが、警察官自身にも「自分は警察官なんだ」という自覚を促し、職務によりコミットさせるという効果があります。これは心理学用語で「ユニフォーム効果」とか、「ドレス効果」などと呼ばれているもので、さまざまな実験によってその効果が実証されています。


 服装で気持ちが変わるというのは制服にかぎったことではありません。私服であっても、きちんとした服を着ると、それに見合った気持ちになるものです。自分に自信がない人は、とくに服装に気を配ってみてください。スタイリストさんを活用するのもおすすめです。自分で選んだ服装では不安だという場合、スタイリストさんという味方をつけることで、さらにドレス効果を高めることができるでしょう。


 ファッションに気を使うのは婚活中だけではありません。結婚後は無理しておしゃれをする必要はありませんが、休日などにいつまでもパジャマのままダラダラ過ごすのはやめましょう。ファスト・ファッションで構いませんから、こざっぱりした清潔感のある服装をすることで気持ちが引き締まります。


 だらしない服装はだらしない気分を誘い、ダラダラ、ゴロゴロとせっかくの休日をムダにしてしまいます。また、結婚後も、親が小ぎれいな格好をしていると子どもの情緒が落ち着くということがわかっています。


 休日の服装は街中で知り合いに会っても恥ずかしくないくらいの格好がいいでしょう。「土日はこの服を着る」と写真に撮ってコーディネイトを記録しておくと服選びが楽になり、着替えが面倒ではなくなります。


自分のペースやスペースを確保する

「ひとりの時間が欲しいんです」と僕のところに相談に来るアスペルガーの男性があとを絶ちません。そのような相談の場合、奥さんに別々の時間を持つことの重要性をお伝えするようにしています。


 結婚しているからといって、四六時中一緒にいるものではありません。とくにアスペルガーの場合、ひとりの時間がないと、ストレスで心身のバランスを崩してしまいます。できれば週一度、夫婦のどちらでもいいのでホテルに泊まって別々の時間を過ごせるといいですね。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:9962文字/本文:11773文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次