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(2021/11/26 追記)

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詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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セールスウーマンが出会った心があたたまる物語
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第四話 お客様が気付かせてくれた保険の意味

『セールスウーマンが出会った心があたたまる物語』
[編]本郷陽二 [発行]PHP研究所


読了目安時間:9分
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パティシエを目指すSさんとの出会い



 S生命に入って一年目の秋、私はSさんと出会いました。


 Sさんは専門学校の一年生でしたが、年齢は私とほとんど変わりませんでした。


 彼女は四年制大学を卒業し、就職したあと、パティシエを目指して製菓専門学校に入学したのだそうです。


 その学校には海外留学制度があり、いずれはフランスに留学するつもりだったので、生命保険に入ろうと思ったとか。

「友だちにも聞いてみたんですけど、みんな入っている保険が違ったので、どこの会社にしようか悩んじゃって」


 その言葉に、負けず嫌いな私は、ここぞとばかりにS生命の保険のよさを説明しました。


 Sさんは興味深そうに話を聞いてくれましたが、一回目の訪問では、加入を決めてはいただけませんでした。


 はじめから何度でも足を運ぶつもりだった私は、次の約束をして、Sさんが住んでいるアパートを後にしました。


 頭の中では、もうSさんからご契約をいただけるものだと思って、新たなるお客様に出会うために、その日も私は担当地域を時間が許す限り歩いて回りました。


営業という世界



 私はその頃、営業は競争の世界だと、勝ち負けにこだわっていました。


 同僚は全員ライバル。同期の女性がご契約をしていただけたと話しているのを聞けば闘志を燃やし、最近お客様からの電話が多いという会話を聞いては、「何それ、自慢!?」と腹立たしく思いました。


 そして、根っからの負けん気の強さをエネルギーに変え、誰より努力をしているという自負がありました。


 残業をして、たとえその気がなさそうだったお客様のためにも、資料を作り、頭の中でご契約までのシミュレーションを何度もしました。

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