◎東大生が運転免許試験に落ちた!
さぁ、ではキミたちに、秘密の戦術を授けていきましょう。
まず細かい戦術のことを話す前に、
「受験っていったいなんだろう?」
ということを、ザックリととらえることから始めよう。
「受験ってこういうことさ」
ってことがしっかりわかっていれば、腹がしっかりすわって、途中でグラグラと揺らぐことがなくなる。だから大事。よく聞いてほしいんだ。
まず、ぼくのこれまでの受験歴を見ていただこう。
中学校入学試験→○静岡大学附属静岡中学校
高校入学試験→○静岡県立静岡高校
大学入学試験→×東京大学
予備校の入学試験→○
大学入学試験(二度目)→○東京大学
普通自動車運転免許試験→×
普通自動車運転免許試験(二度目)→○
大学院入学試験→○東京大学大学院
大学院の修士課程修了の試験→×
大学院の修士課程修了の試験(二度目)→○
明治大学教員採用の論文・面接試験→○
よくもまあ、いろいろと受験してきたもんだなと、自分でも思います。いまふりかえってみると、それぞれがたいへん思い出深いものです。すべてがいまのぼくの血肉となっているよなぁ。
そして、よく見てもらうとおわかりのように、ぼくはこれまで何回か試験に落ちたことがあります。なかでも、自動車の運転免許の試験に落ちたときは大ショック!でしたねぇ〜。その話を少ししよう。
運転免許の試験というのは、交通ルールに関する問題が出ます。道路標識ってあるでしょう。一方通行だよとか、こういうときには行ってもよくて、こういうときは行っちゃダメだよというのを知らせるマーク。そういうのをどれだけ覚えているかとか、どんなところはクルマを駐車してよくて、どんなところはダメだとか、そういう問題が出される筆記試験なんです。