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齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ 第9巻 絶対うまくいく魔法のじゅもん「心・技・体」!
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教育
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3 「技」を身につければ最強への道

『齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ 第9巻 絶対うまくいく魔法のじゅもん「心・技・体」!』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


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キミはいくつ「(わざ)」を()っている?


 まず(はじ)めに。どういうことを「(わざ)」と()うか確認(かくにん)しておきましょう。
“いつやってもできるもの”を「(わざ)」と()います。

 たとえば、偶然(ぐうぜん)できちゃうことってあるよね。「なんか()らないけど、うまくいっちゃったんだよな」ってこと。
()をつぶってゴミ(ばこ)(かみ)くずを()げたら一発(いっぱつ)(はい)った」とか、「もう一回(いっかい)やれって()われてもできないんだけどさー」っていうもの。

 これは(わざ)とは()いません。()をつぶっていても百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)でゴミ(ばこ)(はい)れば、それは(わざ)。ま、(やく)()つかどうかわからないけど、(わざ)だ。

 手品師(てじなし)(かんが)えてみよう。(くち)からトランプを()手品師(てじなし)がいます。あれは、ほんとうに()のなかにトランプが(はい)っていて、食道(しょくどう)(とお)って(くち)からカードが()てくるのかといったら、そうじゃない。そう()えるような(わざ)なんだ。

 手品師(てじなし)っていうのは、完全(かんぜん)に「(わざ)」の世界(せかい)なんだよ。タネもシカケもあるんだけど、それはお(きゃく)さんには絶対(ぜったい)にわからないようにやる。

 じゃあ、タネとシカケがわかれば、(ぼく)らシロウトがやってできるか?と()えば、これがそうじゃない。

 (ゆび)がものすごく(なめ)らかに(はや)(うご)くとか、表情(ひょうじょう)のつくり(かた)目線(めせん)のコントロールも(ふく)めて、どうやってそれらをすべてうまくやるかということが大事(だいじ)なんであって、タネとシカケがわかればできるというわけじゃない。

 手品師(てじなし)(ひと)たちは、それができるように修練(しゅうれん)をします修練(しゅうれん)とはきびしくきたえ()くことです。毎日(まいにち)、まずは(ゆび)練習(れんしゅう)をするそうです。(ゆび)(こま)かく(うご)かす練習(れんしゅう)(ゆび)をふつうの(ひと)何倍(なんばい)もの速度(そくど)正確(せいかく)(うご)かせないといけない。

 毎日(まいにち)修練(しゅうれん)(かさ)ねると習熟(しゅうじゅく)します。習熟(しゅうじゅく)とは、十分(じゅうぶん)()れて上手(じょうず)になることですね。

 そうするとプロの手品師(てじなし)は、意識(いしき)()()っていかなくても、()勝手(かって)(うご)くようになります。自動的(じどうてき)にできるってことだね。

 すると、失敗(しっぱい)がなくなる。偶然(ぐうぜん)うまくいっちゃった手品(てじな)なんてない。いつもうまくいく。

 この修練(しゅうれん)」→「習熟(しゅうじゅく)」→「自動的(じどうてき)っていうのが、(わざ)()()れる基本(きほん)だね。いつでもちゃんと自信(じしん)()ってできるのが「(わざ)」。もう一回(いっかい)やれと()われればできること、それは「(わざ)」になっていると()います。

 こう説明(せつめい)すると、ほかにも(れい)(おも)いつくんじゃないかな?

 そう、ピアノが()けるというのも(わざ)ですね。()ける(ひと)(ゆび)勝手(かって)(うご)く。

 あ、もっと身近(みぢか)(れい)があった。みなさん()()きますね。()()くとき、()らない漢字(かんじ)だと、つっかえつっかえになっちゃうけれど、()っている()なら、ふつうにさらさらさら〜と指先(ゆびさき)意識(いしき)しないで()くことができますね。これも(わざ)です。()()けるというのは、基本中(きほんちゅう)基本技(きほんわざ)。だから、小学校(しょうがっこう)からみっちりやるわけですね。

 いま現在(げんざい)キミはいくつ「(わざ)」を()っている?

 これをまず(かんが)えてみよう。自分(じぶん)(わざ)がなにか()っておこう。どんな(ちい)さなことでもいいから、たくさんあればあるほどいいね。

自分(じぶん)得意(とくい)なことはなにか(かんが)えてごらん


 このとき、大切(たいせつ)なことがひとつある。
「ピアノがうまい」とか、「ピアノが下手(へた)」とか、そういうふうに大雑把(おおざっぱ)(かんが)えないことだね。たとえば、
自分(じぶん)は、右手(みぎて)はうまく()ける。右手(みぎて)はほとんど“技化(わざか)”している。あとはこの左手(ひだりて)(うご)きさえできるようになれば、自分(じぶん)はそうとういいんだ」

 と、(こま)かく()けて(かんが)えることです。そういうふうにわかってしまえば、今度(こんど)左手(ひだりて)だけを集中的(しゅうちゅうてき)練習(れんしゅう)すればいいだけのことなんですから。

 (まる)ごとで(かんが)えるクセをやめよう。一個(いっこ)一個分(いっこわ)けて(かんが)える。()けて(かんが)えると、(おな)じことをやってるようでも、
「あっ、ここは大丈夫(だいじょうぶ)じゃないか」
「それに(くら)べて、ここだけが自分(じぶん)(あし)()っぱってるんだな」
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