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齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ 第12巻 最終指令 ミッション! パッション! ハイテンション!!
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教育
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3 パッションは、メラメラと燃え上がる「情熱」だ!

『齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ 第12巻 最終指令 ミッション! パッション! ハイテンション!!』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:27分
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キーワードは「受難(じゅなん)」!


 では、(つぎ)にパッションだ。中身(なかみ)を、まずカンタンに紹介(しょうかい)しよう。

名前(なまえ)】パッション
日本語(にほんご)()うと】情熱(じょうねつ)
意味(いみ)】メラメラと()()がるエネルギー
【パワー】(かな)しみや(くる)しみを燃料(ねんりょう)()える(ちから)。“逆境(ぎゃっきょう)(おも)うようにならず苦労(くろう)(おお)境遇(きょうぐう))”をあきらめずに()()える(ちから)

「あいつはすごいパッションを()ってるね」

 と()ったら、
「すごい情熱(じょうねつ)()ってるね」

 ということなんだけど、ただの情熱(じょうねつ)じゃなくて、もっと(つよ)い、メラメラするような(かん)がある。
「オレ、野球(やきゅう)()きなんだ」
(わたし)女優(じょゆう)さんになりたいの」

 というのは、なんかすごくさわやかな、あこがれという(かん)じがあるけれど、パッションはそうじゃないんだな。

 もっとこう、「うぉぉぉぉぉおおおおっ!!」という(かん)じで、「メラメラメラ〜!!」となっちゃうマグマのような感情(かんじょう)です。

 パッションのある(ひと)(ひとみ)をのぞいてみると、(ほのお)がゆらめいているんだよね。『巨人(きょじん)(ほし)』(梶原一騎原作(かじわらいっきげんさく)川崎(かわさき)のぼる()講談社(こうだんしゃ))という野球(やきゅう)マンガがありますが、主人公(しゅじんこう)星飛雄馬(ほしひゅうま)(ひとみ)一度見(いちどみ)てください。キャンプファイアーのように、()のなかが()えている! あれがパッション。

 パッションと、ただの情熱(じょうねつ)との(ちが)いは、(つよ)さ。パッションには、野生(やせい)猛獣(もうじゅう)のようなパワーがあるんだ。

 じゃあ、その(つよ)さの(みなもと)がどこからやってくるのかというと、受難(じゅなん)からやってくる。キーワードは、「受難(じゅなん)なのだ。

 受難(じゅなん)というのは、カンタンに()えば、「自分(じぶん)のせいじゃないのに、ひどい()()う」ということです。いわれなき災難(さいなん)
「えーっ? なんで(わたし)がこんな()!?
運命(うんめい)って、なんてひどいの!!

 みたいな状態(じょうたい)。それを受難(じゅなん)といいます。

 そして、(なに)かひどいことに()ったときにできちゃった、へこんだ(あな)みたいなところにパワーを()めて、ナンダコンニャロー、と()()すのがパッションなんだ。

 この、いったん()めるというのがポイントだね。()めて、そして、エネルギーに()えて使(つか)う。

 邪魔(じゃま)(はい)ったり、(かな)しい気持(きも)ちになったり、つらい(おも)いをしたりすればするほど、このパッション・パワーは(つよ)くなります。

 ふつうは、イヤなことがあったら気持(きも)ちがへこんで、しゅんとなって()わりでしょう。あるいは、口答(くちごた)えしたり、反抗(はんこう)したくなる。

 そんなんじゃ、まだまだ。むしろ、「しめた!」と(おも)(なお)して、噴出(ふんしゅつ)パワーに()える! この(わざ)()につけてほしいんだなぁ。
「やってやる!」
「このまま()()がるわけにはいかない!」
自分(じぶん)()(しあわ)せをつかみ()る!」

 という(ちから)渦巻(うずま)かせる。パッションを自分(じぶん)のなかに(かん)じることができると、ぬぼーっとすることがなくなります。

 世界(せかい)一番有名(いちばんゆうめい)なパッションは、キリストのパッションです。パッションを英語(えいご)()くと「passion」なんだけど、p(ピー)大文字(おおもじ)にして、the()をつけて「the Passion(ザ・パッション)」とすると、キリストの「はりつけ」のことを意味(いみ)します。

 イエス・キリストは、(おし)えを(ひろ)めようとがんばっていたんだけれど、ピラトゥスに死刑(しけい)宣告(せんこく)されて、十字架(じゅうじか)にはりつけにされてその一生(いっしょう)()える。これを「キリストの受難(じゅなん)という。(のこ)された弟子(でし)たちや、のちのキリスト(きょう)信者(しんじゃ)たちは、
「その無念(むねん)気持(きも)ちを(わす)れない」

 と、パッションを()()がらせて布教活動(ふきょうかつどう)()()んだんだね。

 つまり、「情熱(じょうねつ)」という言葉(ことば)は、もともと「受難(じゅなん)」という言葉(ことば)出所(でどころ)(おな)じなんだよね。
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